1970年12月20日に起こったコザ暴動から41年を迎える。
以前、暴動という言葉へのこだわりについて書いたことがあるが、暴動という言葉を発した権力者側の、いったん暴れ出し、動き出したら抑えられない民衆に対する怯えや不安、恐怖、禍々しさへの感覚を想像したいと思う。
かつて60年安保闘争の時に、日本政府は自衛隊の治安出動を検討したが、最終的に見送られた。しかし、コザ暴動では武装した米兵が住民に銃口を向け、一触即発の状態にあった。民衆の鬱積した怒りが爆発したときの恐怖を米軍も味わったはずだ。
コンディショングリーンの曲にあわせて教公二法阻止闘争、全軍労闘争、星条旗焼きうち、コザ暴動、沖縄ゼネストなどの映像が編集され、ユーチューブに投稿されている。
http://www.youtube.com/watch?v=dW8J_EX5uNs&feature=related
痛ましい映像もあるが、ともすれば真っ先に消されていく、時代の中にはらまれた禍々しさが伝わってくる。