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Channel: 海鳴りの島から
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本部港塩川地区で土砂積み込みに抗議

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 4月に入り新年度となった。1日は午前中、本部港塩川地区に行き、ランプウェイ台船への土砂積み込みに抗議した。

 本部港に向かう途中、午前9時48分頃、名護市安和の琉球セメント新桟橋によると、ガット船・栄雄丸が接岸し、埋め立て用土砂の積み込みを行っていた。

 3月末で旧桟橋の撤去作業はすべて終わり、汚濁防止膜も片付けられて浜の前が広々と感じられる。

 老朽化した旧桟橋に替わり新桟橋が建設されたのは、セメント製造の原料や石炭の陸揚げ、出来上がったセメントの積み込みのためだ。しかし、本来業務を後回しにして、辺野古埋め立て用土砂の積み込みが行われている。そのためにセメント運搬船は、新桟橋の先端に危険な形で接岸している。

 琉球セメントや北部港運が、地域の産業振興のために本来の業務に徹していれば、抗議行動など起こりはしない。新桟橋は何のために造られたのか。辺野古新基地利権にありつくためか。たとえ一時的に儲かっても、沖縄島北部=ヤンバルに米軍基地が集中すれば、北部の発展はあり得ない。ツケは必ず回ってくるのだ。

 午前9時58分頃、本部港塩川地区では、南側岸壁での1回目の土砂積み込みが終わり、2回目が始まっていた。1回目で離岸した2隻のランプウェイ台船は沖の方でガット船に土砂を積み替えていた。

 この日は北側岸壁でも土砂の積み込みが行われた。第五明豊丸というランプウェイ台船が接岸し、土砂を積み込んでいた。

 1度に台船3隻での積み込み体制となっていたが、ダンプカーの数に限りがあるのか、北側に回ってくるダンプカーは少なかった。それでも通常の2隻体制に加わえて1隻分の土砂が余計に積み込まれることになる。

 今日も市民による粘り強い抗議行動が続けられていた。辺野古海域を破壊する埋め立てを止めるには、土砂の積み込みをさせないことが最良の方法だ。

 効果のある行動をとれば、機動隊が来て弾圧する。この日も市民の抗議でダンプカーの出入りが停滞すると、機動隊が呼ばれて市民を規制していた。弾圧をはね返すには、数多くの市民が集まるしかない。新型コロナウィルスの感染が広がるなか、厳しい状況ではあるが、塩川は広い空間で行動できる。ぜひ現地に足を運んでほしい。

 ランプウェイの下に入り込めないようにしているのか、ネットが張られていた。誰か入った人がいるのか?

 午後2時17分頃、塩川沖で米軍機の低空飛行が確認された。

 

 

 

 


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