Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

辺野古側②工区への土砂投入が進められる

$
0
0

 3月も最終日となった。31日(水)は所用があり、陸上から工事の様子を確認した。

 午後2時13分頃から、瀬嵩の海岸と辺野古弾薬庫付近の歩道で大浦湾の様子を見た。K9護岸ではランプウェイ台船2隻が土砂の陸揚げを行っていた。K8護岸でも陸揚げが行われ、ダンプカーが護岸上を行き来していた。

 ガット船は4隻(第八高砂丸、國喜18、聖嘉、鶴美丸)が停泊し、ランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。

 上の写真は前日30日のものだが、瀬嵩の海岸からキャンプ・シュワブ内の高台を見ると、フロートが野積みされている。この日は汚濁防止膜かフロートがクレーンで吊り下げられ、トレーラー車に積まれているのが見えた。奥の方にはそれらも積まれていたようで、辺野古崎の作業ヤード付近に造られたドーム型倉庫に運ばれているのだろう。

 午後2時32分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8・K9護岸から陸揚げされた土砂が、②工区に投入されていた。

 前日は雨水が溜まって海に見えた部分が、水が乾いて埋め立てられた陸地が見えていた。K3護岸近くの角部分で、奥の方に水面が見えるのが、海面かどうかはドローンを使わないとよく分からない。

 ただ、周辺と段差があり、埋め立てが遅れている場所だというのは分かる。この日は残業で午後5時半頃まで、土砂の投入が行われていた。

 K1護岸近くの汚水浄化施設の建設予定地では、浄化槽などの周辺で作業を行っているのが見えた。埋め立ての進行と合わせて、こういう施設の建設も進められている。

 沖縄県は新型コロナウイルスの感染者が100人越えとなった。名護市街地でビラ配布を行っていると、午後5時や6時頃からスナックでカラオケの歌声が流れ、換気で半開きとなったドアから、カウンターに数人が座りマスクをしないで酒を飲んでいるのが見える。

 民家の庭で酒盛りをしてにぎわっているのも目にする。時短や外出自粛を県が呼び掛けても、早い時間や家で酒盛りをしているのだから、第4波が来るのも当たり前と思える。

 暖かくなると居酒屋が閉まってもビーチで酒盛りとなる。ビーチが閉鎖されれば別の場所に集まる。酒盛りで感染した人が家庭内や職場内で感染を広げ、高齢者が犠牲となる。玉城知事も頭が痛いだろうが、家族や親族、地域の人のつながりの濃さは、沖縄の大切な財産でもある。

 外出自粛、行事自粛と広く自粛を呼びかけるより、飲み会と食事会に焦点を絞り、飛沫感染防止のためにマスクの徹底を呼び掛けた方がいいのではないか。実際に感染を広げている場所、行為を絞って対策しないと、あれもやるな、これもやるな、では市民は疲弊してついていけなくなる。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

Trending Articles