3月27日(土)は午後12時24分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船が接岸していたが、ランプウェイは上げられていて、土砂の陸揚げ・投入作業は行われていなかった。
通常、土曜日はキャンプ・シュワブ工事用ゲートからの資材搬入はないが、土砂の陸揚げ、投入という埋め立て工事は行われている。しかし、この日は土砂を運ぶダンプカーの動きはなく、消波ブロック設置などの工事も行われていなかった。
午後3時14分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸に接岸しているランプウェイ台船はなく、K8護岸とともに土砂の陸揚げは行われていなかった。ガット船からランプウェイ台船、デッキバージへの土砂積み替え(瀬取り)も行われていなかった。
前日26日の午後7時20分頃、名護市安和の琉球セメント新桟橋前の国道で、辺野古埋め立て用土砂の運搬を行っていた工事用車両が交通事故を起こした。27日に埋め立て工事が行われなかったのは、前日の事故が影響しているのだろうか。事故を踏まえて、工事を行っている企業に沖縄防衛局が注意、点検を行うのは当たり前のことだが……。
26日の事故では、まっさきに現場確認をすべき沖縄防衛局員、テイケイの警備員が、琉球セメント構内から出ることもなく、土砂搬入作業を継続させていた。土砂を運搬しているダンプカーが事故を起こしたにもかかわらず、まったく対応しようとしなかった。
沖縄防衛局は事故を反省し、安和での工事車両の集中をやめるべきだ。特に、午後5時以降の残業をやめるべきだ。暗くなっての作業は視界が悪くなり、運転手も長時間労働で集中力が落ちる。安和地区に工事車両を集中させることで、事故の危険性が高まるのは明らかである。
オール沖縄会議をはじめとした市民団体には、事故を起こした沖縄防衛局に対し、抗議と要請をきちんと行ってもらいたい。