25日(木)はK9護岸での土砂陸揚げに抗議するため、午前8時50分頃、カヌー5艇で瀬嵩の浜を出発した。抗議船・不屈と合流してK9護岸まで来たが、いつもなら午前8時半には土砂の陸揚げが始まっているのに、この日はまだランプウェイ台船が着岸していなかった。
土砂を満載したランプウェイ台船は複数あるのだが、なぜか動きそうな気配がない。少しうねりはあったが天候は良好なので、何か不具合でも生じたのか、と思いながら様子を見た。
午前9時35分頃、プレハブ小屋を積んだユニック車がK9護岸に来て停車した。これを設置するために土砂陸揚げを止めていたのか、と納得したのだが、そのあといつまで経っても設置の動きがない。作業員か沖縄防衛局員らしい男たちが数人出てきて、K9護岸先端のスパッド台船場を動いているだけで、結局、午前中は動きがないまま時間が過ぎた。
カヌー5艇と不屈はK9護岸近くで待機を続けた。ランプウェイ台船に動きがあれば、すぐにフロートを越えて抗議に移れるよう準備していたが、その機会はなかった。
プレハブ小屋を積んだユニック車がK9護岸上に停車している間は、土砂積み込むダンプカーが護岸上を往復できない。しばらくは陸揚げはできない、と判断し、途中から近くの浜で待機した。
午後12時前まで動きがなかったので、抗議を切り上げて瀬嵩の浜に戻った。カヌーが引き揚げ始めた直後にランプウェイ台船に動きがあった。K9護岸上にダンプカーは来ておらず、台船が着岸してもすぐに土砂の陸揚げは始まらない、と判断し、浜に戻って海上行動を終えた。
辺野古に戻ってカヌーを片付けたあと、テント2周辺の草刈りを行った。
午後2時544分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8・K9護岸から運ばれてきた土砂が、②工区のK3護岸近くやN5護岸側に投入されていた。
K4護岸では消波ブロックの設置が行われていた。設置場所の護岸内側には、単管を組んで足場が作られている。
午後3時27分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。K9護岸・K8護岸ともにランプウェイ台船1隻が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。
ガット船2隻(聖嘉、marumasa3号)が大浦湾を出て、入れ替わりに1隻(神峰)が入ってくるところだった。
長島の近くではガット船・清明がランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。
デッキバージには寿鷲丸が接舷し、土砂を移し替えていた。