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Channel: 海鳴りの島から
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琉球セメント新桟橋で土砂積み込みに海上から抗議

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 10日(水)は名護市安和の琉球セメント新桟橋に行き、カヌー8艇とゴムボート1隻(やいま)でガット船への土砂積み込みに抗議した。

 午前8時38分頃、安和の現場に着くと、ガット船・聖嘉に土砂を積み込んでいるところだった。すぐにカヌーを準備して、午前9時に浜を出発した。

 ガット船のアンカーロープや鎖には、民間警備会社のゴムボートがロープで縛りつけてある。カヌーの抗議行動を警戒してのものだが、これらのゴムボートが離れない限り、ガット船は動くことができない。皮肉な話だが、民間警備会社もまたガット船を止めていることになる。

 午前10時15分頃、海上保安官が海に入り、新桟橋下で抗議しているカヌーの排除を始めた。

 最後のカヌーが排除され、新桟橋下から出されたのが午前11時8分頃だった。そのあと、自由に漕いでいるカヌーメンバーが抗議を続け、聖嘉が桟橋を離れ沖に向かったのは、午前11時20分過ぎだった。

 入れ替わりでこの日2隻目のmarumasa1号が着岸し、午前11時52分頃から土砂の積み込みを始めた。

 積み込まれている岩ずりなるものは、赤土が大量に含まれている。雨が降ると粘土がベルトコンベアーにこびりつき、詰まりの原因となる。土、日の雨の影響か、昨日、今日とダンプカーが土砂を下ろす頻度が落ちているとのこと。確かに、いつもなら3台並んで土砂を下ろすのに、今日はそういう場面が見られなかった。

 午前中でガット船が1隻しか出港せず、午後も積み込みが遅そうだった。新型コロナウイルス対策もあり、午後は海に出ることをやめて、2時までゲート前の抗議行動やロープ、ヒモの整理を行い、辺野古に戻った。

 午後4時28分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。キャンプ・シュワブ上空では米軍がヘリで兵士を吊り下げ、陸に降ろす訓練を行っていた。兵士たちは足にフィンを着けていたので、海から運んできたようだ。

 K8・K9護岸ともに土砂の陸揚げが行われ、②工区に投入されていた。投入場所の近くには排水管が並べられている。

 午後4時57分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸では2隻のランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。K8護岸でも同じ作業が行われていた。

 ガット船は鶴美丸、清明、栄雄丸の3隻が停泊し、鶴美丸がランプウェイ台船に土砂の積み替えを行っていた。

 午後5時過ぎに引き上げたが、土砂の陸揚げ作業は続けられていて、残業が行われている。

 


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