12月1日は朝から、辺野古ダム周辺の複数個所で、美謝川の河口切り替えに向けたボーリング調査が行われた。上の3枚の写真は辺野古ダム川から撮ったものだが、先週の段階でダム湖には汚濁防止膜が設置され、今日は森の中でボーリング調査が行われている。
国道329号線沿いに辺野古弾薬庫方向に歩くと、歩道に面した森の中でもボーリング調査の準備が行われていた。以前から歩道沿いにロープが張られていて、警告板が設置されていた。その内側で、切り替えられる美謝川のルートに沿ってボーリング調査が行われている。
美謝川は辺野古ダムから大浦湾に流れ込んでおり、名護市の管理下にある。大浦湾を埋め立てるには、美謝川の河口を埋め立て地外に切り替えねばならない。辺野古新基地建設に反対していた稲嶺進前市長は、美謝川の切り替えにも反対し、工事を止めてきた。しかし、日本政府が全面的に推した渡具知武豊現市長は、新基地建設に対する姿勢を曖昧にしたまま、美謝川の切り替えに向けたボーリング調査も黙認している。
新基地問題を考える辺野古有志の会とティダの会ではこの間、美謝川の切り替えに向けたボーリング調査に反対し、渡久知市長や沖縄防衛局への申し入れを行ってきた。一昨日からは美謝川問題で名護市内へのビラ配布も行っている。
目の前でボーリング調査が行われている現在、それを黙って見過ごすわけにはいかない。現場で抗議すると同時に、渡久地市長や沖縄防衛局への抗議・要請を各団体でもどんどん行ってほしい。