21日(土)は全国から寄せられたバナーを、土砂陸揚げが行われているK8護岸前のオイルフェンスに張り、海上集会を開いた。新型コロナウイルスの感染が広がるなか、以前のように全国から大勢の人が集まって集会を開くのは難しい。沖縄に行きたくてもいけない皆さんの思いを託してバナーを送ってもらった。
県内在住のメンバーを中心にカヌー30艇、抗議船6隻、ゴムボート2隻が参加した。歌や発言、シュプレヒコールが辺野古の海に響いた。
新型コロナウイルスは抗議行動にも影響を及ぼし、人が集まりにくい状況となっている。海上集会を開くのも今年は初めてだと思うが、困難な状況の中でもこれだけの人が集まってことに大きな意義がある。
集会のあとはK8護岸で行われている土砂陸揚げに対し、オイルフェンスの内と外から抗議した。
この日はガット船5隻(marumasa1号、第八丸喜丸、第百三十六伊勢丸、栄雄丸、かいおう丸)が大浦湾内に停泊し、ランプウェイ台船に土砂を載せ替える作業を行っていた。
屋部5号に替わって屋部7号が湾内に入っていて、このあとK8護岸で2隻目の土砂陸揚げを行っていた。
土曜日は工事用ゲートが閉まり、資材の搬入は行われない。生コンのミキサー車も入らないので、K4護岸では型枠の作成や完成した壁の点検などが行われていた。
午前中で海上集会を終えたあと、昼食をとり、午後はテント2周辺の伐採した木々の片付けを行った。
午後3時45分頃、豊原の高台から辺野古側埋立工区の様子を見ると、航路からガット船・marumasa3号、同2号、聖嶺が大浦湾に入るところだった。
K8護岸にはランプウェイ台船・屋部7号が接岸していたが、土砂は残り少なく、間もなく離岸していった。土砂は2工区の中央部からK2護岸寄りに投入されていた。
K4護岸の内側には、嵩上げ用の型枠作成や根固め袋材の設置などに使用する大型クレーン車が、4台置かれている。
このあと大浦湾の様子を確認したが、K9護岸では作業が終わっていて、ガット船は先に揚げた3隻のほかに、朝から残っている第八丸喜丸、marumasa1号を合わせた5隻が停泊していた。