20日(金)はカヌー12艇を名護市安和の琉球セメント新桟橋まで運び、ゴムボート・ハクイとともに海上から土砂積み込みに抗議した。
午前8時36分頃、安和の現場に着いた時にはガット船・聖嶺への積み込みが始まっていた。カヌーと抗議の準備が整い次第、次々と新桟橋に向かった。
午前9時56分頃、海保の保安官が海に入り、カヌーの強制排除が始まった。カヌー全艇が新桟橋の下から出されたのが午前10次0分頃。午前11時頃に聖嶺は塩川沖に向かい、入れ替わりで2隻目の聖嘉が新桟橋に接岸した。昼休みをとって午後1時から、聖嘉への土砂積み込みが行なわれた。
聖嘉の積み込み終了が午後3時半頃と予想されたので、午後は新桟橋の出入り口で行われている抗議行動に参加した。
途中、雨が降り出したのだが、テイケイの警備員たちはずぶ濡れのまま放置されていた。普通なら現場の責任者が雨具を用意しそうなものだ。マウスシールドの問題を含めひどい会社だ。
午後2時頃まで抗議をして、海上行動メンバーは辺野古に引き揚げ、片付け作業を行った。
午後3時50分頃から、豊原の高台と瀬嵩の海岸に行き、辺野古側埋め立て工区や大浦湾の様子を見た。K9護岸ではすでに土砂の陸揚げが終わっていたが、K8護岸ではまだ作業が続けられていて、2工区のK2護岸近くに土砂が投入されていた。
20日付琉球新報に〈辺野古基地建設/警備員2人感染〉という見出しの記事が載っている。
〈沖縄防衛局は19日、名護市辺野古の新基地建設工事に携わる海上警備員2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。13、17日に感染を発表した海上警備員2人の濃厚接触者ではない。同局は工事を続ける。新基地建設工事関係者の感染は8人となった〉。
海上警備員から新型コロナウイルスの感染者が続出している。ほかの警備員も自宅待機を強いられ、すでに辺野古海域や大浦湾ではまともな警備体制をとれない状態だ。それでも沖縄防衛局は工事を強行し続けている。警備員は必要ないということか。沖縄防衛局は即座に工事を中止し、感染症対策に取り組むべきだ。労働者の健康と安全を守れ。