11月14日付と18日付の琉球新報に、以下の記事が載っている。
〈…沖縄防衛局は名護市辺野古の新基地建設工事に携わる海上警備員1人が感染したと発表した。同局は工事を続ける方針。濃厚接触者6人を含む同僚計24人が自宅待機となっている。新基地建設工事関係者の感染は5人目〉(14日付琉球新報)。
〈沖縄防衛局は17日、名護市辺野古の新基地建設工事に携わる海上警備員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。13日に感染を発表した海上警備員の濃厚接触者だった。同局は工事を続ける方針。新基地建設工事関係者の感染は6人目〉(18日付琉球新報)
11月6日に新基地問題を考える辺野古有志の会とティダの会が沖縄防衛局と交渉した際に、10月22日付の本ブログに載せた写真を提供した。海上警備員たちがマスクを外して至近距離で会話をしている場面があり、沖縄防衛局としてきちんと現場の指導をやるべきではないか、と提起した。しかし、防衛局員の反応には全くやる気が感じられなかった。
案の定というか、海上警備員から2人の感染者が出ている。すでに第3波に入ったと言われるほど感染が拡大しているから、私だったそのうち感染するかもしれない。感染者を非難する気はないが、沖縄防衛局の現場指導のあり方や、感染者を出しても工事を止めず、強行し続ける姿勢は批判されるべきである。
1人乗りのカヌーと違ってゴムボートや小型船は、人との距離が近くなりやすい。海上は風があるとはいえ、長時間一緒に乗っていてマスクなしで会話すれば、感染リスクが高まるのは言うまでもない。注意をしなければいけないのは抗議船も一緒だ。取材や抗議で乗船する皆さんを含めて、お互いに注意したい。
テイケイのマウスシールドにしても、いまの状況で本人が希望するのに会社の方針で不織布マスクを着けさせないとすれば、人権問題ではないのか。新型コロナウイルスの感染だけでなく、粉塵や排気ガス対策からも不織布マスクの方が適切なはずだ。沖縄防衛局が企業任せにしているとすれば、無責任きわまりない。