13日は天候が悪く海上行動は中止となった。午前中、テント2周辺の木の枝の片付けを行いながら、午前8時53分頃、キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に行き、1回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
前日の夜から雨模様の天気だったが、ゲート前には20人ほどの市民が集まった。座り込みやデモ行進、歌、シュプレヒコール、プラカードを掲げての訴えなど、資材を搬入する工事車両への抗議が続いた。
先導するパトカーのあとに続くのは、まず生コンを運ぶミキサー車の列である。K1~K4護岸の嵩上げと、その前に設置する消波ブロックの制作のため、連日、大量のミキサー車がゲートに入っていく。1日に入る工事車両の半数を超える日もある。
生コンを搬入しているのは沖縄北部地区生コンクリート協同組合の6社(琉栄生コン、東生コン、本部生コン、協和工業、カイコン、進建)である。よほど儲かっているのか、ミキサー車も新車が目立つ。
午前10時9分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。k8護岸に接岸しているランプウェイ台船はなく、土砂を運ぶダンプカーの動きも見られなかった。埋め立てに使用するブルドーザーやローラー車も一か所にまとめられていて、この時間帯までには土砂の陸揚げ、投入は行われていないようだった。
沖縄島周辺の海が荒れているせいで、昨日、今日と土砂を運ぶガット船は塩川沖に待機し、大浦湾には入ってこなかった。大浦湾内の3隻のガット船も湾内にとどまっていた。
一方で、護岸の嵩上げ工事は進められていた。K4護岸では2か所で生コンの打設が行われていて、ゲートから入ったミキサー車が護岸沿いに列をなしていた。
昼食は手作り弁当の差し入れがあった。くわっちーさーびたん、にふぇーでーびる。
松田ぬ浜の漂着ゴミが酷いので、昨日、今日とゴミ拾いをしているのだが、金網の向こうではK1護岸の嵩上げ工事で生コンの打設が行われていた。K1護岸も波打ち際付近まで壁が出来上がろうとしている。連日、大量の生コンが搬入されるのに比例して工事の進行が速い。
午後1時36分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。残った土砂の量はわずかで、2時間ほど前(午前11時半頃)から陸揚げ作業を始めたのだろう。K8護岸では陸揚げで土砂を運ぶダンプカーの動きは見られなかった。
ガット船は前日に続き3隻(聖祐、聖嶺、聖嘉)が停泊していた。前2隻は空で、聖嘉1隻はまだ土砂を積んでいた。ランプウェイ台船には少なくとも4隻には土砂が載っていて、いずれもブルーシートやネットがかぶせられていた。
今日は午後2時から、新基地問題を考える辺野古有志の会とティダの会が沖縄防衛局を訪ね、美謝川の河口切り替えやボーリング調査、辺野古ダム周辺の自然と文化財ほどなどをめぐって、要請を行っている。やるべきことが多すぎて、体がいくつあっても足りない。新型コロナウイルスの第3波が来ているようだ。気をつけてお互いの身を守りつつ、現場で抗議行動を続けましょう。