4日(水)は海が荒れて海上行動が中止となったので、キャンプ・シュワブゲート前に行き、1回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。
新型コロナウイルスの感染拡大下でも、参加者一人ひとりが注意しながら、排除しようとする機動隊にできる限り粘っていた。全体で50人以上の市民がゲート前や歩道で抗議の声を上げた。
辺野古の島袋文子さんも連日参加し、多くの市民の励ましとなっている。工事と止めたい、という思いがあるなら、ぜひ時間を作って、辺野古のゲート前や安和、塩川の抗議行動に参加してほしい。
生コンのミキサー車やプラントで使用する砂利などに加えて、栗石も搬入されている。一目で過積載と分かる車両がゲートに入っていった。
車列が途切れるたびにゲート前でデモ行進やシュプレヒコールを行い、第2弾、3弾とやってくる工事車両が入るのを遅らせている。参加者が多いと排除に時間がかかり、効果が大きいのは言うまでもない。
時々やってきてうわべだけを眺めていては、こういう小さな効果の積み重ねがどれだけの意味を持つかは分からない。工事を強行する者たちにとって疎ましいのは、訳知り顔で語る知識人やジャーナリストではなく、日々現場で抵抗を続ける市民であるのは明白である。高江や辺野古の状況を見ながらつくづくそう感じる。
午前10時5分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。
K8護岸に接岸しているランプウェイ台船はなく、重機類もほとんど片付けられていた。今週は海が荒れているので土砂を積んだガット船が大浦湾に入っていない。土砂の補給がなされないためか、月曜日に続いて今日も埋め立て工事は行われていなかった。
辺野古崎と長島の間のオイルフェンスがはずされ、K4護岸の上に片付けられていた。月曜日に作業和船がオイルフェンスのそばに集まっていたので、そのあとにはずされたのだろう。台風20号は南にそれたが、予想以上に海が荒れて、工事の遅れをもたらしている。
午前10時51分頃、瀬嵩に移動しながら途中、美謝川の切り替え工事が予定されている付近の様子を見た。
11月3日付沖縄タイムスに美謝川の切り替え工事に向けて、沖縄防衛局が8月からボーリング工事を始めているとの記事が掲載された。以前から、辺野古弾薬庫付近の国道沿いの木々が伐採され、有刺鉄線が張られているのが気になっていたが、やはり美謝川のボーリング調査と関係していた。
辺野古弾薬庫敷地内の一角でボーリング調査が行われていた。美謝川の切り替え工事との関係ははっきりしないが、同工事の予定地域近くではある。国道周辺の動きなど多くの市民で注意、警戒が必要だ。
大浦湾の埋め立てに向けて美謝川の切り替えは必要不可欠であり、ぜひとも止めなければならない。
午前11時16分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9・K8護岸ともに接岸しているランプウェイ台船はなく、土砂の陸揚げは行われていなかった。
土砂を積んだランプウェイ台船は複数あるが、タグボートや押し船で移動する動きは見られなかった。
ガット船は美鍛丸1隻が先週末から残っている。月曜日の朝にいた栄雄丸は午後に土砂の積み替えを行い、塩川沖に戻って、今朝1番に安和の琉球セメント新桟橋で土砂を積み込んでいた。
この日は海人の警戒船も出ていなかった。
午前11時46分頃、名護岳から安和の琉球セメント新桟橋の様子を見た。栄雄丸に続き2隻目の國喜18が土砂の積み込みを行っていた。写真はぼやけているが、青い船体に小池造船のマーク、クレーンの操縦室の色、船首部分に4文字あることなどから國喜18と分かる。