5日(木)は午前中、安和の琉球セメント新桟橋の仮置き場への土砂搬入に抗議した。午前7時58分頃、安和の海岸に着くと新桟橋では、ガット船・第八丸喜丸が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。
午前8時半頃、再度新桟橋の様子を見ると、第八丸喜丸は離岸して沖に向かい、航路標識を抜けるところだった。2隻目の船は来なかったが、これは塩川沖に停泊している16隻のガット船(第八丸喜丸を含む)がすべて土砂を積んでいることによる。
インターネットで見ていると、この日は午前7時頃に栄雄丸が北上していた。大浦湾に向かうのかと思ったら、夜の11時頃に確認すると今帰仁村の運天港付近にいるようだ。ほかに美鍛丸は大浦湾に、聖嘉、聖嶺は金武湾に停泊を続けている。その他は塩川沖に停泊している。
午前8時12分頃、本部港塩川地区の様子を見に行った。辺野古埋め立て用土砂の積み込みは行われておらず、安和の旧桟橋周辺を浚渫した土砂を仮置き場に運ぶ作業が行われていた。
浚渫土砂を積んだランプウェイ台船・屋部2号が接岸していることから分かるように、この日土砂の積み込みがなかったのは、波が高いせいではなく、塩川沖のガット船がすべて土砂を積み終えているからである。沖の波が収まれば、大浦湾への移動を開始するだろう。
琉球セメント新桟橋の入り口では、早朝から女性が1人でプラカードを手に牛歩の抗議を行っていた。そのあと徐々に人が増えて、10人くらいで抗議を続けた。
抗議する市民がいるのといないのとでは、工事車両の入り方が全然違う。右折でなかなか入れなくなると、遠くでUターンして左折で入ってくる。
全体を指揮する人はいなかったが、一人ひとりが適切に判断し、機動隊の介入を最低限に抑えて抗議を続けていた。
過積載のダンプカーが仮置き場に土砂をため込んでいく。ガット船への積み込みはなくても、仮置き場を満杯にするまで搬入が続けられる。所用のため午前中で引き揚げたが、午後は抗議する人が少なく、搬入がかなり進められたようだ。
いつもカヌーを並べる浜の近くに黒い塊ができていた。重油が流出したのではない。ミジュンの群れが押し寄せていて、気づいたお年寄りが1人釣竿を出し、入れ食い状態だった。
何かの前触れではないだろうが、不気味なほどの量だった。お昼時間になり、引き揚げる時には姿を消していた。