30日は朝、辺野古に行ってキャンプ・シュワブゲート前で行われた1回目の座り込みに参加した。
午前8時37分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。長島沖の航路を通って、ガット船2隻(清明、寿鷲丸)が大浦湾から出て行き、5隻(聖祐、かいおう丸、第二十八旭丸、栄雄丸、國喜18)が埋め立て用土砂を積んで入っていった。
K8護岸に接岸しているランプウェイ台船は空だったが、K9護岸で土砂の陸揚げが行われているようで、ダンプカーが②-1工区のK2護岸近くに土砂を投入していた。
午前8時57分頃、キャンプ・シュワブのゲート前に行き、1回目の資材搬入に抗議する座り込みに参加した。
キャンプ・シュワブで米兵11人が新たに新型コロナウイルスに感染したと報道されている。同基地には辺野古区民をはじめ、周辺地域から通っている従業員がいる。感染者が基地内でどのように隔離されているのか。感染者と基地従業員やほかの米兵との接触はないのか。ほかにも感染している米兵がいて、辺野古や金武町などの飲食店に行ったことはないのか。不安を覚えている住民は多いはずだ。
本来ならキャンプ・シュワブを封鎖し、工事も中止して消毒・点検し、様子を見るべきはず。しかし、米軍や沖縄防衛局は住民の安全など二の次だ。
工事が止まれば住民が抗議をする必要もない。現場に来ることもない者たちによって物事が決められ、今日も辺野古では新基地建設が強行されている。
高齢の身を押して辺野古の島袋文子さんが車イスで抗議行動に参加している。沖縄戦を生き延び、戦後も苦労しながら生きてきたお年寄りが、いまも米軍基地の前で抗議しなければならない。沖縄のこの現実に怒りが込み上げてならない。誰がこの現実を変えるのか。傍観者でいてはならない。
秋も深まりサキシマフヨウの花の季節だ。メインゲート前のテント近くにあるサキシマフヨウは花の色が濃く鮮やかだ。
午前10時13分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船・明神3号が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。K9護岸から来たダンプカーと合わせて土砂は②-1工区の中央部やK2護岸近くに運ばれ、投入されていた。
K4護岸とK1護岸では嵩上げ工事が行われていて、ゲートから入ったミキサー車が護岸沿いに並び、圧送ポンプ車で生コンの打設が行われていた。
午後12時37分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9・K8護岸では土砂の陸揚げが行われていた。
ガット船は朝入ってきた5隻と前日から残っている聖嘉の6隻が停泊していて、土砂の積み替えなどを行っていた。