24日(土)は午後2時46分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。土曜日は工事用ゲートが閉まり、資材の搬入は行われていない。しかし、海上ではいつものように土砂の陸揚げと埋め立て工区への投入が進められている。
K8護岸にはランプウェイ台船・明神3号が接岸していたが、すでに陸揚げは終わっていて、空の台船からショベルカーが下りていた。
K9護岸ではまだ土砂の陸揚げが行われていて、トラックで運ばれてきた土砂が②-1工区の中央部やN5護岸側に投入されていた。横1列に土砂を下ろすと、ブルドーザーがそれを押し広げていく。
K2護岸では壁が完成した所から消波ブロックが設置されている。同時にK1護岸では型枠の組み立てが行われ、嵩上げ工事がどんどん進んでいる。
埋め立てはまだ何パーセントしか進んでいない、という言い方がなされるが、工事は土砂の投入だけではない。土砂量の数字だけ見ていては、護岸工事などの進行は見えない。
連日、キャンプ・シュワブのゲートから大量のミキサー車が入り、護岸の嵩上げや消波ブロックの制作に使われている。大浦湾の軟弱地盤の問題も重要だが、まずは現在進められている工事を止めるために力を尽くさないといけない。
午後3時11分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていたが、残りはわずかだった。
K9護岸で使用されるランプウェイ台船には、1隻だけ土砂が満載となっていた。K8護岸で使用される台船には、1隻に少量の土砂が載っていたが、明神3号との入れ替えの動きは見られなかった。
沖からガット船2隻(清明、聖嘉)が大浦湾に入ってくるところだった。K9護岸の台船の入れ替えがあったかは未確認だが、週明けの26日(月)は、このガット船2隻から台船に土砂を移し替える作業がまず始まるだろう。
午後3時18分頃、名護岳から安和の琉球セメント新桟橋を見ると、接岸しているガット船はなかった。
塩川沖には数多くのガット船が停泊している。夜11時の段階でインターネットで確認すると、17隻が停泊中だ。
沖縄の自民党県議団の新型コロナウイルス感染が11人となっている。県内紙に載った県議団の日程を見ると、与那国島、石垣島、宮古島と3日連続で夜は懇親会を開いている。居酒屋から2次会に流れた議員たちもいるという。
自民党県議団が視察した場所は、陸自与那国駐屯地、石垣島海上保安部、陸自宮古島駐屯地である。視察の目的は、中国に対抗する沖縄の軍事強化を進めることだろう。視察先で感染を広げていたらどうするつもりだろうか。
感染者を批判してはいけないというが、新型コロナウイルスの感染が最も深刻な沖縄で、県議会議員の会派が3日続けて懇親会を開き、集団感染するというのは、余りに軽率ではないか。