23日(水)は名護市安和の琉球セメント新桟橋にカヌー11艇を運び、ゴムボート・ハクイとともに土砂積み込みに抗議した。
午前8時36分頃、現場に着いた時にはガット船・進朋が接岸し、土砂を積み込んでいるところだった。カヌーを下ろすと早めに準備を整え、午前8時55分頃には進朋を目指して出発した。
いつものように新桟橋周辺で抗議行動を行ったが、水曜日は土砂を運んでくるダンプカーに対し、車による抗議行動も行われている。新桟橋の出入り口で抗議している市民とも力を合わせて、陸と海から工事の進行を遅らせる取り組みが、粘り強く続けられている。
午前9時34分頃、進朋への土砂積み込みが終わり、ベルトコンベアが船から下がった。クレーンで土砂を均したあと、午前9時56分頃、ハッチが閉められた。直後に海上保安官が海に入り、カヌーの規制を開始した。
以前は1艇のカヌーに3~4人が来ることもあったが、現在は2人でカヌー1艇の排除を行うのが普通になっている。早めに終わったところから応援に来ることもある。
カヌー全停が新桟橋下から排除されたのが午前10時50分頃だった。そのあとは航路付近で自由に漕いでいるカヌーが抗議を引き継いだ。進朋が新桟橋を離れて沖に出て行ったのは、午前11時10分頃だった。
入れ替わりにmarumasa1号が新桟橋に着岸し、11時半過ぎから土砂の積み込みを開始した。
現在、新型コロナウイルスへの対処として、行動時間を短縮するため、安和での行動は午前中の1隻に限定している。本来ならmarumasa1号への抗議にも出るところだが、この日は浜に戻ったあと昼食を取り、辺野古に戻った。
今日はカヌーとともにウインドサーフィンもガット船への抗議に参加した。午前中は天気が良く、海の色もきれいだったが、午後は一時激しい雨となった。
辺野古に戻ってカヌーを片付けたあと、道路沿いの草刈りをした。午後3時18分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見ると、K8護岸はランプウェイ台船の入れ替えが行われていて、午後3時23分頃、屋部3号が着岸した。
航路からはガット船3隻(清明、かいおう丸、聖嘉)が出て行くところだった。
K9護岸から土砂を運んできたダンプカーが、②工区の仮設道路近くに土砂を投入していた。
K2護岸とK4護岸では嵩上げ工事が行われていた。K2護岸ではコンクリートポンプ車とミキサー車が来ていて、生コンの打設を行っていた。
手前側のK1護岸では型枠を組んで生コンを圧送する準備が進められている。奥の方のN5護岸とK4護岸が接するあたりでは、ショベルカーが4台集まって工事をしていた。この付近での作業が続いていて、破砕されたコンクリートの山のような物が確認できる。
午後3時38分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K8護岸にはランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。K8護岸でもダンプカーが行き来し、土砂の陸揚げが始まっていた。
沖を見ると、ガット船3隻が出て行ったのと入れ替えに、2隻(第28旭丸、栄雄丸)が大浦湾に入ろうとしていた。
下の正面から見た写真は栄雄丸だが、操舵室の下の白い壁にアルファベットが1行並んでいるのが特徴だ。「SAFETY FIRST」と記されていて、大浦湾に入るガット船で、このような特徴は同船だけなので、船名が見えなくても分かる。横から見るとクレーンが独特で、煙突が赤いのでさらに分かりやすい。
大浦湾にはほかに第百三十六伊勢丸が停泊していた。