7日(月)は海上行動メンバーで今後の取り組みについて話し合い、そのあとテント2周辺の草刈りを行った。
午前10時49分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。ランプウェイ台船はまだ大浦湾に戻っていないので、埋め立ては行われていないし、K2・K4護岸の嵩上げ工事も行われていなかった。
全体的に、連続した台風による被害の確認や点検、補修作業などを行い、明日以降の本格的な工事に向けた準備をしているようだった。
午前11時13分頃、瀬嵩の森の上から大浦湾の様子を見た。仮設道路の上に置いていたフロートを海に下し、作業和船が曳航してK9護岸の方まで運ぶと、岩場付近に再設置していた。
海保の浮き桟橋付近からはオイルフェンスが海に下されていた。ランプウェイ台船が入ってくる前に、台風対策で外してあったフロートやオイルフェンスを再設置する作業が行われる。
このような作業を行うのも、抗議船やカヌーによる海上での抗議行動があるからだ。海に抗議に出る者がいなければ、臨時制限水域を示すブイを浮かべていればいい。フロートやオイルフェンスをはずし、再設置するために費やした時間は通算すると何十日にもなる。海上抗議行動はこういう形でも工事に影響を与えているのだ。
K9護岸周辺では、台風の高波で海岸に砂が打ち上げられたようで、仮設道路にショベルカーや作業員が出て、砂を除去していた。
K8護岸では、ランプウェイ台船が接岸する場所の鉄板の上に高波対策で根固め用袋材が置かれていて、それをどかす作業が行われていた。K8・k9護岸ともに土砂陸揚げに向けての準備が進められていた。
沖縄防衛局からすれば、ただでさえ遅れている埋め立て工事が、台風で長期間中断するのは苛立たしいことだろう。しかし、本来この工事は強行すること自体が沖縄の民意を踏みにじり、不当なものだ。
安倍政権の後をだれが継ごうと、1日も早くこの工事を止めないといけない。