13日(木)は午前10時37分頃、大浦湾の様子を見に行った。前日は午前中、埋め立て関連の工事が見られなかったので、1日早くお盆休みに入ったのか、と思ったのだが、とんでもなかった。K9護岸には土砂を積んだランプウェイ台船が接岸し、陸揚げが行われていた。
大浦湾にはガット船が8隻(第八そうほう丸、聖嘉、美鍛丸、清明、栄雄丸、第八藤進、第八丸喜丸、聖嶺?)も停泊し、台船に土砂の積み替え作業を行っていた。
大浦湾に向かう途中、午前10時23分頃に名護岳から安和の琉球セメント新桟橋を眺めた。ガット船は聖祐が接岸し、土砂の積み込みを行っていた。本部港塩川区を含めて、お盆休みもなく新基地建設工事が強行されている。
午前10時58分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸には午前11時8分頃にランプウェイ台船が接岸し、K9護岸とともに土砂の陸揚げを開始した。
ダンプカーで運ばれてきた土砂は、②工区に投入されている。遠くから見ていることしかできないのが情けない。定点観測でこの位置からずっと見てきたのだが、土砂の広がりや消波ブロックの設置、護岸の嵩上げなどで風景がどんどん変わっていく。
高江でも辺野古でも工事の進行を自分の目で直視しようと思ってきた。新型コロナウイルスの感染が広がっているといっても、単独で行動して工事の様子を見ることくらいはできるだろうに。
K2護岸上では、生コンの打設は行われていなかったが、型枠を組み立てているらしい作業員の姿が見られた。
午前11時52分頃、キャンプ・シュワブのゲート前に行き、2回目の資材搬入の様子を見た。今日は座り込む市民の姿がなく、工事車両はすぐにゲート内に入っていった。栗石や砂、砂利などが運び込まれ、オイルフェンスらしきものや赤土などが運び出されていた。
ゲート前で工事車両をチェックしている人の話では、1回目に生コンのミキサー車が20台ほど入ったとのこと。消波ブロックの制作に使用されているという。K1~K4護岸をかさ上げしたあと、さらに積み重ねられるのだろう。すでにでき上った消波ブロックは、辺野古岬付近の作業ヤードに並べられている。
午後1時23分頃、本部港塩川区に行き、4時半頃まで抗議行動に参加した。午後は呉屋5号と第五明豊丸の2隻のランプウェイ台船に土砂が積み込まれていた。
炎天下で3時間、立っているだけでもきついのだが、本部島ぐるみ会議の皆さんが、朝から抗議行動を続けていた。少人数でも工事車両の前に立ち、ゆっくり歩くことでかなり影響を与えることができる。女性2人の抗議でダンプカーが立ち往生し、機動隊を呼ばざるを得なくなっていた。
本部港塩川区は広い空間で人と接することもなく行動できる。自分の車で単独行動できる人は、塩川区で工事車両に抗議してほしい。工事が止まらないなら何ができるか。感染防止を心がけながら、できることを模索し、実行したい。