26日(金)は所用のため、名護市安和の琉球セメント新桟橋前での抗議行動に、1時間ほど参加した。
午前11時19分頃、安和の現場に着くと新桟橋では、ガット船・marumasa1号が着岸したばかりだった。前の係留ロープの巻取りに手間取ったのか、きちんと接岸するのに時間がかかっていた。
marumasa1号と2号は大浦湾に来るガット船の中では、比較的小型なものだ。というより、大型のガット船の導入が進んできたので、小型になった。船の形が独特なので、見ればすぐに分かる。
26日は那覇の島ぐるみ会議の皆さんが中心となり、入り口前では20人ほどが、辺野古埋め立て用土砂を運んでくるダンプカーに対し、抗議行動を行っていた。
運ばれてくる土砂の量を見ると、明らかに過積載と分かる。しかし、沖縄県警は見て見ぬふりだ。仮置き場の土砂の量が増えないのは、運ばれてきたのと同じ量が、ガット船に積み込まれていることを示している。
左折して強引に入ってくるダンプカーは、巻き込み事故の危険があり、特に厳しい抗議がなされている。土砂を積んだ鉱山から新桟橋の前を通り過ぎて数キロ行き、わざわざUターンして新桟橋に戻ってくる。入る台数を上げるために、あえて遠回りし、危険な左折を行っているのだ。
出口前では、牛歩作戦でダンプカーが採石場に戻るのを遅らせる抗議行動が行われている。少ない人数でも効果を出すために、工夫が重ねられてきた。
現場は本部町の美ら海水族館につながる国道に面している。いまは新型コロナウイルスの影響で観光客が少ないが、いつもはレンタカーや観光バスが多く通るので、車が切れるのを待つ時間が、もっと長くなる。
午後からは別用があったので、12時半頃、現場を後にした。新桟橋ではmarumasa1号への土砂積み込みが続けられていた。