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Channel: 海鳴りの島から
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前日の残りの土砂を陸揚げ、②工区に投入して作業が終わり、工事は中断へ。

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 22日(水)午前11時19分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾を見ると、K8護岸にランプウェイ台船・呉屋3号が接岸し、前日の残りの土砂を陸揚げしていた。

 午前11時半頃、呉屋3号の陸揚げが終了し、離岸を始めた。

 入れ替わりに次の台船がK8護岸に向かったが、載っている土砂はほんのわずかだった。前日の午後3時半頃、最後まで残っていたガット船・marumasa3号から積み替えた分だが、1隻目を合わせても普段の4分の1もない。

 それでもこの作業のために、キャンプ・シュワブに来なければならない労働者がいる。前日土砂を移し替えた神峰、聖祐を含め、ガット船が土砂を積んだまま塩川沖に戻れば、2日に及ぶ作業をしなくてもよかったのだ。

 工事を中断するといいながら、設計変更申請の沖縄県への提出と合わせて、2日間だけ埋め立て工事を行う。日本政府、沖縄防衛局の姿勢は、徹底して現場の労働者の安全を無視している。こういう姿勢だからこそ、自ら工事の中断に追い込まれたのだ。

 K9護岸では空のランプウェイ台船が接岸したままだった。奥のビーチに並べられたオイルフェンス付近と合わせて、作業員、工事車両の動きは見られなかった。

 大浦湾全体では、ガット船は1隻もなく、漁民の警戒船は出ていたが、民間の警備会社の船も見られなかった。K8護岸の陸揚げ以外の作業は見られず、ランプウェイ台船と曳航するタグボートが動いているくらいだった。

 豊原の高台に移動し、辺野古側埋め立て工区の様子を見た。午後12時10分頃、土砂を積んだランプウェイ台船がK8護岸に着岸し、同20分頃から土砂の陸揚げが始まった。

 土砂を積んだダンプカーは、K3護岸付近から海に投入していた。それ以外の場所では、作業員の姿は見られず、重機類の動きもなかった。

 瀬嵩と豊原を往復する時、工事用ゲート前を通った。ゲートは開いていたが、生コン車やダンプカーの車列は見られなかった。ゲート前で監視した人の話では、新たな資材の搬入はなかった、とのことだった。

 工事とは関係ないが、K1護岸近くの浜に面した壁に、ドクロの絵が新たに描き加えられていた。ドクロの背景には翼とダイバー、ナイフとパドル、鳥居が描かれている。鳥居以外は以前からある右の絵と同じデザイン。

 午後1時4分頃、土砂の陸揚げを終えてK8護岸からランプウェイ台船が離岸した。大浦湾に残っている4隻のランプウェイ台船はすべて空で、そのあとは清掃車がK8護岸の上の意思を片づけたり、作業和船がフロートやオイルフェンスを点検しているくらいで、大きな動きはなかった。

 午後2時頃まで様子を見て引き揚げたが、明日以降工事は再び中断し、ゴールデンウィークに入っていくだろう。新型コロナウィルスの感染拡大による工事の中断は、沖縄防衛局にとって想定外だったはずだ。しかし、これは工事を強行し続けたが故の、必然的な結果である。

 沖縄県が新型コロナウィルスの感染防止に力を尽くしているなか、設計変更申請を行う日本政府・沖縄防衛局の姿勢は、沖縄の「負担軽減」、沖縄に「思いを寄せる」という言葉が嘘であることを自ら証明している。同じことを東京や大阪でやるか?

 「チバリヨー‼」の一言でつい買ってしまった。ウチナンチューうしぇーとぅぬ安倍政権、たっくるす、やあらん、たっぴらかすぬたみなかい、むるかいじ、ちばらなやーさい!

 


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