20日(月)は朝から小雨が降り、1日中雲が垂れ込める天気だった。辺野古新基地建設で海上作業に携わっていた労働者のコロナ感染が明らかとなり、先週17日から工事が止まっている。週明けの20日もキャンプ・シュワブの工事用ゲートは閉ざされたままで、資材の搬入は行われなかった。
午前9時半頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。作業員の姿は一人も見られず、重機類が小雨に打たれてひっそりとしていた。
瀬嵩に移動する途中、辺野古弾薬庫近くから大浦湾を見ると、バージ船に汚濁防止膜が載っていた。先週18日(土)の午後2時頃に見たときには載っていなかったので、それ以降に運ばれてきたようだ。
上の写真は午前11時35分頃の大浦湾の様子。K9、K8にダンプカーの姿はなく、土砂陸揚げやガット船からランプウェイ台船への土砂積み替えなど、埋め立てに関する工事は行われていない。
民間の警備船や漁民の警戒船は出ていたが、作業和船の動きは見られなかった。ガット船は第八高砂丸、聖祐、marumasa1号、同3号、神峰、航安丸が停泊していた。
現在自宅待機中の14人の中から新たな感染者が出れば、海上作業の関係者がいたキャンプ・シュワブ内の建物で感染が広がったことになる。これまで工事を強行し続けてきた沖縄防衛局の責任は重い。
労働者の安全や健康をないがしろにし、危険にさらしたあげくに沖縄防衛局は、工事中断に追い込まれたのだ。深く反省し、謝罪すべきであり、安易な工事再開は許されない。