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Channel: 海鳴りの島から
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新型コロナウィルスに感染した作業員は、キャンプ・シュワブのゲートでチェックできなかったのか。

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 辺野古新基地建設の業務に携わる受注業者の従業員が、新型コロナウィルスに感染したという報道がなされている。いくつかの記事を読むと、名護市の60代男性で、海上工事に関係しているという。

 上の写真は4月14日(月)に撮影したものだが、県内の米軍基地では先週からゲートで、新型コロナウィルスの感染者のチェックを行っている。キャンプ・シュワブのゲートでも掲示がなされ、検温器らしきものを持った米兵が立っている。

 基地内に入る軍人、軍属、基地従業員はチェックされているはずだが、出入りする業者の従業員はどうなのか。資材を搬入する車両の運転手はどうなのか。今回の感染者はゲートでチェックされずに(できずに)基地内に入り、海上作業に関連する業務に従事していたということか。

 感染した従業員が働いていた建物は消毒したとのことだが、すでに新基地建設に携わる従業員の中で感染が拡大している可能性がある。今後も新基地建設に関連して感染者が出るなら、工事中止を求める声が数多く上がるのに、それを無視して強行し続けている日本政府・沖縄防衛局にすべての責任がある。

 上の写真2枚は、15日午前8時55分頃に撮影したものだ。キャンプ・シュワブメインゲートの検問所で、軍警備員がマスクもせずに立ち、携帯電話をいじっていた。軍警備員でさえこの程度の意識なのだ。

 やれ緊急事態だ、外出するな、人と会うのを8割減らせ、と言いながら、日本政府・沖縄防衛局は不要不急の新基地建設を続けている。毎日業務をしている労働者、警備員、県警、海保の数は何百人になるのか。工事が続く限り、黙っておれなくて抗議に出る市民もいる。これ以上の感染拡大を防止するために、まずは工事を中止すべきだ。

 


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