上の写真と動画は4月10日(金)の午後に、名護市安和の琉球セメント桟橋入口で撮影したもの。辺野古埋め立て用土砂を積んできたダンプカーに対し、市民の抗議が続けられていたが、テイケイの警備員が停止線から大きくはみ出して前に出るよう指示し、赤信号であるにもかかわらず強引に左折させていた。
工事車両を誘導している若い警備員に、現場の責任者らしい中年の警備員が何度も誘導の仕方を指導していた。赤信号に変わっても工事車両が強引に左折してくるのは、テイケイが意図的かつ組織的に行っていることなのだ。
そのことは沖縄県警も分かっているはずだが、見て見ぬふりだ。大浦湾側の軟弱地盤や活断層の問題に加え、辺野古側工区の埋め立てもすでに1年の遅れが生じている。焦りにかられた安倍政権・防衛省はしゃにむに土砂投入を進めようとしている。
新型コロナウィルスの感染拡大で外出するな、人と会うのを8割減らせ、と言いながら、安倍政権はどうして工事を続行できるのだ。作業員や警備員は人と会うのを減らさなくてもいいのか。この工事を止めたからと言って、市民の生活に何のマイナスも生じない。まずは不要不急の工事を止めるべきだ。
安倍首相をはじめ防衛省、沖縄防衛局の面々は、作業員や警備員、県警や海保、抗議する市民が新型コロナウィルスに感染する危険など、どうでもいいのだろう。犠牲にされるのは末端で働かされる労働者であり、まじめに抗議を続ける市民である。
厳しい状況だが、少人数でもやれることはある。頑張りましょう。