9日(木)は所用のため、午後から安和の琉球セメント桟橋と本部港塩川区に行き、辺野古埋め立て用土砂の積み込みと搬入に抗議した。
午後2時55分頃、安和の琉球セメント新桟橋は、先端部にセメント運搬船・琉仁丸が接岸していた。ガット船への土砂積み込みはすでに終わっていて、この日は4隻(丸喜丸、神峰、marumasa3号、第二十八旭丸)が新桟橋で積み込みを行ったとのこと。
塩川沖に停泊しているガット船を確認してから本部港塩川区に移動した。塩川沖には9隻のガット船が停泊していて、土砂を積んでいるのがmarumasa3号、神峰、第二十八旭丸、丸喜丸、第十八勝栄丸の5隻、空の船が第八高砂丸、marumasa2号、marumasa1号、栄雄丸の4隻だった。
午後3時13分頃、本部港塩川区に行くとランプウェイ台船・東栄三号に土砂を積み込んでいるところだった。
港内では本部町島ぐるみ会議の皆さんが、今日もダンプカーの前をゆっくりと歩き、抗議を続けていた。沖縄も新型コロナウィルスの感染拡大で、玉城知事が県外からの渡航自粛を呼び掛けている。厳しい状況だが、少人数でも粘り強く抗議が続けられている。
安倍政権は、やれ外出するな、人と会うな、と呼び掛けているが、不要不急の辺野古新基地建設を強行し続けている。工事に従事している作業員、警備員、沖縄防衛局員、抗議する市民はどうでもいいというのか。すでに大幅に遅れている工事を中断して、作業員、警備員に休業補償すべきだ。
この日の土砂積み込みは午後3時45分頃に終了し、ランプウェイ台船は午後4時5分頃に離岸し、出航していった。
午後4時半頃、安和の琉球セメント桟橋に戻った。ガット船はいなくても、構内に土砂の搬入が行われていて、出口で行われている抗議行動に加わった。搬入は午後5時半頃に終わったが、ここでも少人数で粘り強く抗議が行われている。
未知のウィルスの感染拡大という困難な状況の中で、強行されている工事にどう抗議するか。どうやって止めていくか。口やネットであれこれ言うのは(書くのは)簡単だ。だが、主体的かつ実践的に問題を考え、ぎりぎりの線で現場で行動するのは簡単ではない。
辺野古新基地建設を中止しろ、膨大な予算を新型コロナウィルス対策、失業者、生活困窮者の救済に充てろ、という声を全国で上げてほしい。
辺野古でも安和でも塩川でも、警備を担当しているテイケイの警備員が、口元に透明なプラスチックのマスク(?)を着けている。それにしても、隙間だらけのこんな道具が新型コロナウィルスの感染防止に役立つのか。
ダンプカーを誘導している警備員の中には、プラスチックのマスク(?)を下げて大声を発している者もいた。休憩所ではマスクを外している人も多かった。この会社は現場の労働者や近くにいる作業員、市民の安全、健康はどうでもいいのだろう。辺野古利権に群がるブラック企業としか言いようがない。