3日(月)は朝、カヌー10艇で松田ぬ浜を出発した。抗議船は不屈と平和丸が出港し、最初に長島の間を抜けて大浦湾に出ると、埋め立て土砂を運んでくるガット船に航路付近で抗議した。
波が収まり先週の土曜日(1日)から大浦湾への土砂搬入が再開されている。この日はランプウェイ台船1隻を先頭に、ガット船が4隻(第八高砂丸、航安丸、marumasa2号、栄雄丸)が大浦湾に入った。
先週から残っているガット船も含めて、空のランプウェイ台船に順次、土砂の載せ替えが行われた。
海保に拘束されてゴムボートで松田ぬ浜に運ばれたあと、不屈に乗ってすぐにK9護岸に向かった。
1隻のランプウェイ台船が土砂の陸揚げを終え、2隻目と交代しようとしているところで、先に移動していたメンバーとともにフロートを越えてランプウェイ台船を目指し、抗議の声を上げた。
海保に拘束されてカヌチャホテル沖まで運ばれて解放されたあと、平和丸に乗ってK8護岸まで移動した。長島で休憩を取ろうとしたところ、近くに停泊していたランプウェイ台船・屋部5号がK8護岸に移動を始めたので、息つく間もなくカヌーに乗って抗議した。
今日は新しく第八高砂丸というガット船が入ってきた。これもかなり大型のようだ。K8・K9護岸から土砂を陸揚げする1日当たりの時間も増えている。埋め立てを加速しようと沖縄防衛局も力を入れている。
雲に覆われて肌寒い1日だった。航路、K9護岸、K8護岸と立て続けに抗議行動を行ったので、この日は午前中で海上行動を終えた。
午後2時過ぎに豊原の高台から辺野古側埋立工区の様子を見た。②工区に土砂の投入が行われていた。
K3護岸に沿った投入箇所はすでにK4護岸まで達し、K3とK4の角付近の埋め立てが進められている。これからK4護岸沿いに埋め立てが行われ、大型クレーンが消波ブロックを設置する足場が造られていくだろう。
午後2時25分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の状況を確認した。沿道のコスモスが満開だ。その向こうの大浦湾の景色は、ガット船やランプウェイ台船が並び無残なものだ。
K8、K9護岸ともに2隻目のランプウェイ台船が陸揚げを終えて離岸していた。K9護岸はダンプカーが待機していたので、引き続き土砂の陸揚げが行われたと思われる。
ランプウェイ台船が8隻に増えていた。これまで見た中では最多であり、大型のガット船が増えた分、土砂を載せ替えるランプウェイ台船も増やす必要があったのだろう。
工事を進めるために沖縄防衛局も必死なのだ。工事はまだ大して進んでいない、と口にする者に限って、自分の目で現場を見ていない。現状はそんな甘いものではない。