27日(月)は強風のため、カヌーによる海上行動は中止となった。平和丸に乗ってK8護岸まで行き、短時間だが工事の様子を見た。
午前8時38分頃、K8護岸まで来ると、ちょうど土砂を積んだランプウェイ台船が着岸するところだった。
沖からはガット船2隻が大浦湾に向かっていた。安全のため、いつも通りに土砂の陸揚げ、投入が行われることを確認して、辺野古漁港に戻った。
午前10時35分頃、豊原の高台から辺野古側埋立区の様子を見た。K8、K9の両護岸から陸揚げされた土砂はこの時間帯、②-1区域のN5護岸近くと②区域の仮設道路中央部付近に投入されていた。
K3護岸のそばでは大型クレーンの前に消波ブロックが運ばれていて、設置作業が準備されていた。
午前10時52分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。ガット船は6隻が停泊していて、第十八勝栄丸がランプウェイ台船に土砂を移していた。ほかに清明、第百三十六伊勢丸、進朋、寿鷲丸が確認できた。もう1隻は未確認。
K9護岸でも土砂の陸揚げが行われていた。ただ、どれだけガット船で土砂を運んできても、陸揚げする場所は二つの護岸しかない。1日で埋め立て工区に投入できる土砂の量は限界がある。そのために沖縄防衛局は、陸からも土砂を運び込もうとしている。工事を加速しようとする策動を許してはならない。
25日午後4時24分、沖縄島沖に米海軍のMH60ヘリコプターが墜落した。沖縄防衛局は「着水」という言葉を使っているが、言葉のごまかしはいい加減にしてほしいものだ。ヘリが「着水」できるなら、海上基地など造らずに、いつも「着水」すればいい。
中国の脅威を煽りながら沖縄では、米軍と自衛隊の共同訓練が進められている。だが、日本・沖縄を挟んで米国と中国が軍事衝突することに、どれだけのリアリティがあるのか。米国とイランの衝突どころではない、核大国同士の戦争は人類の破滅になる。
戦争の危機を煽り、軍事基地を建設し、武器を売って儲かるのは誰か。軍事産業やゼネコン、それと結びついた政治家、官僚の手練手管に踊らされて、あやまちを繰り返すのは愚かだ。沖縄県民にとって一番の脅威は、頭の上を飛び交っている米軍機や自衛隊機ではないか。