13日(金)はカヌー9艇で安和の琉球セメント桟橋に行き、ゴムボート1隻(ハクイ)とともにガット船への土砂積み込みに抗議した。
午前8時40分頃、安和に着くと新桟橋には第二十八旭丸が接岸していて、すでに赤土土砂を積み終え、クレーンで均しているところだった。出航直前なので、急いでカヌー2艇が先に海に出ると、まずは船の動きを止めた。
そのあと残りのメンバーが桟橋の下に行き、カヌーを固定して抗議行動を展開した。昼食後、午後は2隻目のmarumasa3号に同じく抗議した。
辺野古の海、辺野古崎付近の②-1工区に赤土土砂が投入されてから明日14日で1年を迎える。マスメディアも注目していて、この日は新聞社やテレビ局が取材に来ていた。
この1年で投入された土砂の量は全体から見ればまだ1パーセントにすぎない。そういう報道や発言がある。まだ工事はそれほど進んでいない、と印象付けたいのだろうが、しかし、辺野古の海で起こっている現実はそんな生易しいものではない。
護岸で囲まれた範囲はすでに死の海となり、周辺の海域も海草藻場が荒れて、生態系にも影響を及ぼしている。ウミガメが産卵に訪れていた砂浜も失われた。護岸工事の捨て石投下や赤土土砂の投入で、どれだけの生き物が押し潰され、生き埋めにされたか。私たちは想像しないといけない。
秋篠宮来沖で機動隊が皇室警備に駆り出されているため、キャンプ・シュワブや琉球セメントのゲートから資材搬入は行われていない。しかし、安和では仮置きされた土砂を使ってガット船に積み込みが行われている。
明日も同じく、ゲートからの資材搬入はなくても、海上では土砂の積み替えや陸揚げが行われ、埋め立て工事が強行されるだろう。カヌーチームと船団は海上で抗議行動を行うが、ティダの会は午前10時前からキャンプ・シュワブのゲート前で抗議行動を行う。
島袋文子さんをはじめ、辺野古有志の会の皆さんも参加する。土砂投入1年を迎えて黙っていられない、にじてぃにじららん、という人はぜひ海とゲート前の抗議に参加してほしい。