18日(金)は朝、カヌー8艇で松田ぬ浜を出発した。オイルフェンス沿いに漕いでK8護岸の所まできて抗議船2隻(不屈、平和丸)と合流した。
埋め立て工事を再開するには、まず大浦湾にランプウェイ台船とガット船を入れないといけない。その動きを警戒し監視活動を行ったが、午前中はまだその気配がなかったので、平島に行って休憩をとりながら状況確認を行った。
K1護岸では消波ブロックの設置が行われていた。この日のお昼頃にはK1護岸外側を終え、K2護岸外側で設置作業がおこなわていた。
久しぶりに平島に上がった。岩場にはウコンイソマツの群落があり、黄色い花を咲かせていた。
平島からK8護岸を見ていると、クレーン車が出てきて鉄板を重ねたアンカーをトラックの荷台から吊り下げ、海に設置していく。トレーラー車に積んで汚濁防止膜も用意されていたので、その設置準備だろうと考え、しばらく様子を見てからK8護岸に向かった。
名護市は前日未明に大雨が降り、K8護岸がある辺野古崎と長島の間も濁りが酷かった。潮の流れが速い場所で、いつもなら天気がいいときは水深4~5メートルほどの海の底が透けて見える。しかし、この日は写真のような状態だった。
この濁りは河川から流れ込んだ汚濁水だけが原因だろうか。辺野古崎の作業ヤードやN4・K8護岸の天端に敷いてある砂利などから流れ込んだ汚濁水はないのか。K8護岸の周りに汚濁防止膜を再設置し始めたのをを見て、そのような疑問を抱いた。
K8護岸を桟橋代わりに使うため、途中まで伸ばして側面に被覆ブロックを設置し、さらに先端部を消波ブロックで囲ったあと、汚濁防止膜は撤去されていた。それを再設置したのはなぜなのか。これからK8護岸で砂利を敷き直すなどの作業をやるのだろうか。注意して見ておきたい。
ガット船やランプウェイ台船が大浦湾に向かっているとの情報があったので、午前の行動は早めに切り上げて昼食をとった。手作り弁当の差し入れがあり、栄養バランスが考えられていて有り難かった。クワッチーサービタン。
午後は1時頃に大浦湾に行き、ガット船やランプウェイ台船が簡単に湾内に入れないように、オイルフェンスの開口部をカヌーで固めて抗議した。
午後2時28分頃から海保による強制排除が始まり、開口部が開いたのが午後3時頃だった。それから沖で待機していたガット船とランプウェイ台船の移動が始まり、全船が大浦湾に入ったのは午後4時過ぎだった。その時間からは土砂の載せ替えや陸揚げは行えない。この日は大浦湾にランプウェイ台船とガット船を入れるだけで終わった。
抗議行動がなければ、開口部は簡単に開けられるし、そもそもオイルフェンスを張る必要もない。台風明けの船の動きを目視やGPSで観察しながら、最も有効な抗議行動をとる努力をしている。埋め立て工事を少しでも止めたい、遅らせたいという思いで、無償の行為が今日も朝から辺野古の海・大浦湾で行われている。
この日はガット船2隻(第六十三さだ丸、marumasa2号)とランプウェイ台船3隻が大浦湾に入った。明日以降、土砂の載せ替えと陸揚げ、埋立工区への投入が再開されるだろう。それを止めるために、力を尽くしましょう。ちゅーたるがきさんぐとぅ、どぅなーがえーかんねーないびらんどー。