20日(木)は午後から安和の琉球セメント桟橋前の抗議行動に参加した。午後1時半頃、桟橋では石炭の陸揚げが行われていて、ガット船の土砂搬入はなかった。桟橋周辺の海の汚濁がひどかった。
桟橋のすぐそばの川や近くの排水溝から赤茶色の汚濁水が海に流れ込んでいる。道を隔てた採石場から流出していると思われるが、赤土流出対策がまるでなされていない。観光立件の看板が泣く惨状だ。
20日は朝から1日中雨が続いた。時には土砂降りとなり、ポンチョを着ていたが用をなさず、中までずぶ濡れとなった。
土砂を積んだダンプカーが簡単に構内に入れないようにゲート前を往復し、プラカードやのぼりを掲げて歩き続ける。
ガット船への土砂積み込みはなかったが、構内の仮置き場に土砂が持ち込まれ、降ろされていった。本来なら雨天時には仮置きされた土砂にブルーシートをかぶせて、赤土が流出しないようにすべきだろう。しかし、土砂降りの中でも平然と搬入作業が行われている。
こんなずさんな作業と土砂の仮置きを沖縄県は許可しているのだ。採石場から大量の汚濁水が流れ込むので、仮置き場からの流出など大したことない、と沖縄防衛局はごまかすつもりだろう。
積まれた土砂はガット船の何隻分に当たるだろうか。琉球セメントの新桟橋は、辺野古への土砂積み込みのために造られたようなものだ。
土砂を運んでくるダンプカーの中には、油を垂れ流しながら走っている車両もあった。
私が参加したのは2時間少しだが、雨の中のゲート前行動を朝から続けている人もいる。キャンプ・シュワブのゲート前でもそうだが、毎日こうやって地道に取り組みを続けている人たちによって、辺野古新基地建設に反対する運動は支えられているのだ。
安和の沖には8隻のガット船が停泊していた。土砂を積んでいるのが第百三十六伊勢丸、航安丸、marumasa1号の3隻。空のガット船が清明、第八そうほう丸、第二十八旭丸、第八藤進、marumasa3号の5隻だった。
雨の中の抗議行動は体にこたえる。長いたたかいです。体調に気をつけながら頑張りましょう。