19日(水)は強風のためカヌーによる抗議行動は中止となった。平和丸1隻を出して海上の様子を見たが、辺野古岬に着いた午前8時20分頃にはすでにランプウェイ台船がK8護岸に接岸し、護岸の上にはダンプカー15台が並んでいた。
9時24分頃からダンプカーが台船に入り始め、土砂の陸揚げが始まった。
K9護岸でも土砂の陸揚げが行われていた。上の写真は午前10時半頃に瀬嵩の海岸から撮影したもの。
豊原の高台から見ると②-1工区にダンプカーがやってきて、土砂を下ろしてブルドーザーで広げる作業が繰り返されている。連日の雨で埋め立てられた赤土に水溜りができている。
ほんの2年前までこの辺りはウミガメが泳ぎ、左側の海岸で産卵していたのだ。それが人間の愚かさのため、ここまで破壊されてしまった。埋め立てが何パーセント進んだという数字だけでなく、この現実を自分の目で確かめ、心で感じてほしい。
豊原の高台からは、K8護岸に接岸しているランプウェイ台船の姿も見える。仮設道路の上を土砂を運ぶダンプカーが行き来し、②-1工区では白い防砂シートらしきものを下ろす作業が行われていた。
K4護岸の上の根固め用袋材を3段にする作業が終わり、引き続きN5護岸とK3護岸で根固め用袋材を3段重ねにする作業が行われている。台風時の高波対策だが、強烈な台風が来れば崩れ落ちるのではないか。
K4護岸では今日もミキサー車が姿を見せ、生コンを流し込んで天端の補強を行っていた。
K3護岸付近では、古くなったオイルフェンスを交換する作業が行われていた。前日から行われているとのことだが、辺野古側海域に張られたオイルフェンスを交換するのにどれだけの予算が費やされるのか。
年金問題が世間を騒がしているが、こうやって辺野古で浪費されている莫大な予算にも目を向けるべきだ。このオイルフェンス1本でも、救われる貧困家庭があるのだ。自分たちが虐げられていることに怒らなければ、安倍政権にいいようにあしらわれる。
この日は第八そうほう丸と松龍丸の2隻のガット船が大浦湾に入り、ランプウェイ台船に土砂を移していた。前日18日(火)は、4隻(marumasa2号、第八藤進、第二十八旭丸、清明)が入ったとのこと。
瀬嵩の海岸からは、海保の浮桟橋近くの高台にあるレーダー施設がよく見える。
17日は海上での抗議行動はできなかったが、浜の近くで初心者練習は行なわれた。安和の琉球セメント桟橋では、カヌーが力を発揮している。ぜひ多くの人にカヌーで海に出てほしい。この無法な工事を止めましょう。
初心者練習希望者は、下の辺野古ぶるーのブログを参考にしてください。
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