9日は午前中辺野古に行って、台風対策で片づけていたテントの復旧や清掃、草刈りなどの作業を行った。
お昼前に豊原の高台から、辺野古側の護岸の様子を見た。台風の高波でK4護岸の上に置かれていた根固め用袋材が散乱したり、N5護岸の被覆ブロックが設置されていなかった部分の砕石が一部崩れたりしているが、護岸本体に大きな破損個所はない。
護岸で囲われた海にダイバーが潜り、海底の様子を確認しているようだった。仮設道路やK1護岸の上にはワゴン車などが10台ほど止まっていて、台風後の修復作業を行っていたようだ。
辺野古岬近くの海岸部では、ブルーシートがはがされて今日も作業が行われていた。撤回後は工事は行われていないはずだから、名護市教育委員会が文化財の発掘調査を行っているのか、と思うのだが、だとしたらどうして今頃この一帯で調査を行っているのか。
N5-K4-N3の三つの護岸で囲まれたこの工区は、当初、8月17日に埋め立て土砂が投入される予定だった。そのため、とっくに文化財調査は終わったものと思い込んでいた。もともと土砂投入と並行して調査を進める予定だったのか。何か新しい発見があったのか。調査で重要な遺構が見つかった場合、土砂投入はどうなるのか。
基地内で行われている作業で実態がつかみにくいが、新基地建設予定地で行われている文化財調査について、もっと関心を向ける必要がある。辺野古岬付近の作業が実際に文化財調査なのかも含めて、名護市の議員たちは積極的に議会の場で質問してほしいものだ。