旧盆の休みが明けた27日は、午後から辺野古海上や大浦湾の様子を見に行った。辺野古側のK1護岸からN3護岸にかけての各護岸上には重機や作業員の姿はなく、工事は行われていなかった。
K1から辺野古岬にいたる各護岸のまわり設置されていたオイルフェンスは撤去されている。大浦湾に面した崖の上には撤去したフロートやオイルフェンスが積み上げられている。
台風対策と沖縄県知事選挙に向けて当面は海上作業を控える可能性があるが、油断することなく様子を見ておきたい。
護岸や海上では工事がなかったが、埋め立て土砂の投入が予定されている辺野古岬側の海域では、沿岸のブルーシートをどけて作業員が工事を行っていた。土砂を積んだ車両が上り下りするための整地作業が行われている可能性もある。
仮設道路でも作業員が出て、何かの資材を運んでいた。ゲートから石材や土砂の搬入がなく、海上や護岸上で目立った作業がないからといって、工事がまったく止まっているわけではない。県知事選挙までは何もないだろうと予断を持つのではなく、現場の状況を監視する必要がある。
大浦湾側ではK9護岸周辺をはじめ全海域に、工事関係の台船や作業船、警戒船などの姿はなかった。海岸近くには海上保安庁のゴムボートが並んで停泊し、大浦湾側での海上作業の動きはまだ見られない。