9日(木)はカヌー18艇でK4護岸ほかの監視・抗議活動を行った。カヌーと抗議船のメンバーは腕に喪章をつけ、前日亡くなった翁長雄志知事の死を悼みつつ、この日も護岸工事が強行されたことにオイルフェンスを越えて抗議した。
私は今日は朝からゲート前に行った。今週は埋め立て土砂の投入阻止のため、ゲート前では連続して集中行動が取り組まれている。市民が多く集まるのを見越して、沖縄防衛局は事前に400台以上の工事車両で資材を搬入し、今週はゲートからの搬入が止まっている。
沖縄防衛局がうまく対応したように見えるが、そんな単純なものではない。1日に搬入できる量には限界がある。市民が行動しなければ、当たり前のように今日も資材搬入が行われていただろう。石材以外にも多種多様な器材がゲートから搬入されていて、それが止められることは大きな痛手なのだ。
ゲート前はテントでの発言は、前日に急逝した翁長知事の早すぎる死を悼み、知事との思い出や、知事の遺志をついで新基地を止めよう、と自らの思いを語る言葉が続いた。
午呉2時前に豊原の高台から埋め立て工事の様子を見た。K4護岸の辺野古岬側では、護岸の両端に根固め用袋材を設置する作業が行なわれた。
護岸の上に張るシートは防砂シートだとのことで、最初に土砂が投入される辺野古岬側の2-①工区を囲む護岸は、内側の被覆ブロックの上にシートの設置が終了し、その上に砕石が敷き詰められている。N5、K4、N3護岸の内側は、ほとんでど砕石で覆われていて、K4護岸の天端の両端に根固め用袋材を設置する作業が、昨日8日から進められている。
9日は埋め立て承認の撤回に向け、沖縄県が沖縄防衛局に聴聞を行った。翁長知事はみずから撤回を宣することができず無念だっただろう。その遺志を副知事らは実行してもらいたい。