3日は台風3号の影響で海が荒れたため海上行動は中止となった。ゲート前に行き資材搬入に抗議したのだが、午前9時過ぎに機動隊がやってきて、座り込む市民に1回目の強制排除を始めた。
屈強な機動隊員が力尽くで排除するのに、女性たちが仲間にしがみついて必死に抵抗する。1人ずつ引き剥がされ、運び去られていくのだが、何としても新基地建設を止めたい、という思いがひしひしと伝わってくる。男たちよ、若者たちよ、この姿を見て傍観者でいていいのか?
この日も海に投下される石材を積んだダンプカーや消波ブロックの製作に使われる生コンのミキサー車が入っていった。明らかに過積載と分かる車両や改造車両があっても、沖縄県警は見て見ぬふりだ。高江でも辺野古でも抗議する市民には弾圧をくり返し、違法工事を進める業者にはおとがめなし。呆れた法治=放置国家だ。
しかし、そういう安倍政権のご都合主義や責任逃れ、私利私欲で利権をむさぼる醜態が東京都議選では惨敗をもたらした。沖縄でも安倍政権の強権ぶりに対抗しなければならない。沖縄人みずからが行動しなければ、沖縄差別はいつまでも続く。
https://www.youtube.com/watch?v=E8PZDVKeQU4&feature=youtu.be
2回目の搬入をゲート前で待つだけではなく、10数名で国頭村の採石場まで行き抗議行動を行った。昨年、高江のヘリパッド建設工事の際も、この採石場でたびたび抗議行動が取り組まれた。近くにある北勝建設のダンプカーを中心に30台以上の車列が発進しようとするのに対し、40分以上抗議が続けられたが、機動隊がやってきて市民を強制排除した。
車列を追う形でゲート前に移動し、2回目の搬入に抗議した。いつもより1時間以上遅れて車列が入り、出ていったが、時間が遅れれば1日3回の搬入が2回になる。逆に市民の抵抗がなければ、搬入は4回にも5回にもなるだろう。
こういう運動に完全な勝利はめったにない。小さな積み重ねが大事なのだ。押されても押し返し、粘り強く頑張りましょう。