5日は日曜日だったが、大浦湾に新しいクレーン付き台船と貨物船が入ったとの連絡があったので、午後から様子を見に行った。瀬嵩の県道から見ると、これまでコンクリートブロックを投下してきた2隻のクレーン付き台船の他に緑の貨物船が見えた。船尾に「三社丸」と書かれていて、下の船だと思われる。
http://www.wakanatsu.com/photo/sanshamaru.html
説明には「主な積み荷 鋼材」とあるので、汚濁防止膜のアンカーとして使用するH鋼を積んでいるのかもしれない。
米軍のレジャービーチ近くには、黒いクレーンの台船が停泊していた。船上にはコンクリートブロックとそれに付ける赤いブイ、H鋼らしきものが積まれている。
これまで大浦湾で作業をしてきた2隻の台船の様子は、赤白クレーンの台船は前日までと同じ位置にあり、船上には数個のコンクリートブロックが残っている。
赤いクレーンの台船はレジャービーチ近くから沖に移動し、船上にコンクリートブロックは見えなかった。
ポセイドン1は前日より西側に移動し、中央部の赤い部位は下に降りていた。
コンクリートブロックやH鋼が追加され、日本政府は埋め立て工事に向けて汚濁防止膜設置作業を強行する意思を改めて示している。サンゴの破壊だけが問題なのではない。コンクリートブロックが投下される海底にはサンゴ以外にも、海草や貝類など多くの生物が生息しているし、産卵場でもある。
目には見えなくても、海面下では日々大浦湾が破壊されている。翁長知事は早急に対策を示すべきだ。同時に多くの県民が、作業を止めるために具体的に行動する必要がある。日本政府が恐れているのは県民の直接行動であり、それこそが作業を止める最大の力となる。