４日は朝、カヌー１０艇で瀬嵩の浜を出発した。抗議船２隻と合流し、ロープを張られた大型フロートの傍で様子を見た。波は穏やかで春の日差しが温かく、静かな大浦湾の朝、と言いたいところだが、マリンセキュリティーの騒音が浜にまで響き、老人介護施設の入所者に迷惑をかけている。
民間船舶のくせに船体を灰色に塗装し、軍艦の真似でもしているのか。マリンセキュリティーはこれで市民を威嚇しているつもりだろうか。フロートのすぐそばまでやってきてマイクで騒音を立てているのだが、沖縄に米軍基地を押しつけ、県民を苦しめる仕事をして情けない限りだ。
午前９時を過ぎても作業員の姿は見えず、作業和船を下す海保の浜のクレーンも上がらない。この日は作業がないようだったので、各自でカヌーの練習をやった。
帰りに辺野古弾薬庫近くから見た様子だが、２隻のクレーン付き台船は昨日と同じ場所にあり、バージ船を含めて作業員は見られなかった。ポセイドン１も同じ位置で作業は休んでいたと思われる。
今日は米軍も含めて休みのようだったので、午前１０時で引き揚げた。波が穏やかな時の大浦湾の瀬嵩側は湖のようだ。これが風が吹き始めると一転してカヌーで漕ぐのが困難になる。どれだけ漕いで馴れても、海はいつも注意して行動しないといけない。
この日は３月４日でサンシンの日。ゲート前ではサンシンの演奏などで盛り上がり、多くの市民が集まっていた。カヌーメンバーはテント２で差し入れの弁当をいただいたあと、ゲート前に合流するメンバーもいた。
作業車両が入るのを止めようとした市民が1人、不当拘束されて名護署に勾留されたとのこと。海はのんびりした1日だったが、陸では緊張が続いている。海の方も来週はフロート近くでのコンクリートブロック投下が始まるだろう。1人でも多く阻止・抗議行動に参加してほしい。