27日は朝、カヌー12艇で松田ぬ浜を出発した。長島の近くまで漕いで抗議船3隻と合流し、フロート付近でクレーン付き台船によるコンクリートブロックの投下やポセイドン1、作業和船の動きを監視した。
この日は午後3時までに二隻のクレーン付き台船がそれぞれ5個、計10個のコンクリートブロックが投下された。投下地点がフロートから遠いため、現在は監視しかできないが、コンクリートブロックの残りも40数個となり、これらは瀬嵩や長島のフロート近くに投下される。
瀬嵩の投下地点は浜から近い場所となる。陸上からも抗議することができるので、ゲート前で呼びかけがあったら大浦湾に足を運んでほしい。汚濁防止膜が設置されれば、埋め立てに向けた護岸工事が始まる。防止膜のアンカーとなるコンクリートブロックの投下に抗議の声をあげましょう。
午前中、作業和船がやってきてフロートの修理を行っていた。ロープが擦り切れたり、網が破れたり、土台位の枠が壊れたり、毎日やっても修理が追いつかない状況だ。沖縄防衛局はカヌーチームや抗議船がロープや網を切ったりすれば器物損壊で訴えることを狙っているようだが、その手には乗らない。
だいたい自分でどんどん壊れていくのだから、こんな失敗フロートを壊す理由はない。それにしても台風などで大時化の時はどうするつもりだろうか。片づけるだけで、カヌーによる抗議以上の時間の遅れが生じるだろう。本末転倒としか思えない。
キャンプ・シュワーブの陸上部では、辺野古岬近くでバックホーが作業を行っていた。午後からは風が強くなり、午後3時に松田の浜に向かって引き揚げた。