Quantcast
Channel: 海鳴りの島から
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

破損が続く網張フロートの修理に追われる作業員たち。

$
0
0

 24日は朝、カヌー5艇で松田ぬ浜を出発した。曇り空で冷え込んだが波は穏やかで、辺野古岬から長島の近くまで漕ぎ、フロート付近で様子を見ていると潜水作業船が近づいてきた。

 4人のダイバーが辺野古岬周辺の浅瀬で潜水調査を行い、岩場を歩いて何かを採取しているようだった。松田ぬ浜の近くやキャンプ・シュワーブのシアター前など沿岸部で調査が続いており、これも埋め立てに向けた調査の一環である。

 カヌーチームがいたためフロートの中で作業をしていたが、午後はカヌーチームが引き揚げたのでフロートの外でも調査したと思われる。

 この日は午前中、ポセイドン1が長島から300メートルほどの近さまで移動してきて調査を行っていた。広範囲に移動しながら調査していたが、船体が少し傾いている場所もあった。

 上4枚は24日の写真で、一番下の1枚は前日23日に米軍のレジャービーチ近くに停泊していた時のものだ。比較すると中央部の二本の塔の間にある赤い機具が、23日は下に降りて見えないが、24日は真ん中付近まで上がっていた。

 辺野古岬と長島の間に張られた網付きフロートの破損が止まらない。ロープや網が切れているだけではない。4本の鉄棒を支える土台の木枠も2か所が壊れていて、ダイバーが海に入って苦労しながら修理していた。

 鉄棒を差し込んだ土台の枠は、白いペンキを塗られたものもあるが、杉の角材でできている。波で揺られた力がねじ釘に伝わって緩み、破損するのは分かりきったことだ。

 にんがちかじまーい(旧歴2月の風廻り)で海が時化たとはいえ、設置して一カ月程度で破損している。これで台風が来たらどうなるか。沖縄防衛局が愚劣な案を出したために、現場の作業員は延々と修理を強いられている。

 24日は午後から那覇市で、長期勾留されている山城博治さん他2名の即時釈放を求める集会とデモ行進が行われるため、午前中で海上行動を切り上げた。松田ぬ浜に戻る途中、キャンプ・シュワーブの作業ヤードを見るとバックホー2台が作業を行っていた。

 山城さんらへの弾圧は異常極まりない。100日以上も勾留するような罪ではなく、取り調べを終えて裁判を目前にした段階で、保釈どころか肉親との面会すら許されないとは、沖縄で反戦・反基地運動を闘う者への見せしめだ。連日の睡眠不足で疲れ、那覇には行けなかったが、思想を罰する戦前の特高警察の復活を許してはならない。

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2937

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>