23日は前日に続き、天候が悪くてカヌーによる海上行動は中止となった。風、波、雷などカヌーは動力船以上に気象条件をふまえて行動しないと危険なのでやむを得ない。
テント2で作業をしたあと松田の浜に様子を見に行くと、米軍がブルドーザー浜を均していた。日頃、水陸両用車で荒らし回っているのだから、その弥縫策でしかない。米軍が占拠していなければ、ウミガメの産卵場所として良質の浜なのに、無惨な状態となっている。
浜の近くでは作業和船が出て潜水作業を行っていた。今週はこの海域を中心に海底の調査を行っているようだ。
辺野古弾薬庫近くのゲートから見ると、2隻のクレーン付き台船がコンクリートブロックの投下作業を行っていた。場所によって投下地点の確認に差が出るのか、ブロックを投じる時間が台船によってかなり違った。
ポセイドン1は今週、米軍のレジャービーチ近くの同じ位置で調査を行っている。時間の許す人はこの場所から定点観測をしてほしい。
午前中、海の様子を確認したあとゲート前に行き、あいさつをする機会を与えてもらった。ゲート前で作業員や資材が乗った(載った)車両を止めることが、工事の進行を遅らせる大きな意味を持っている。それが海から見るとよく分かる、ということを話した。
基地の最大の弱点はゲートである。そこに多くの市民が集まり、車両を止めれば工事を進めることはできない。海に出て行動するにはカヌーの練習が必要だが、ゲート前の座り込みはすぐにできる。行政、国会、司法ともに安倍政権のもとで沖縄差別をあからさまにし、新基地建設を強行するなら、ゲート前や海で市民が体を張って止めるしかない。
そのためには機動隊や海保を上回る数が必要だ。人が集まらなければ作業は着々と進む。現実は容赦ない。まずは自分からやるしかない。ゲート前のテントの近くに咲く花を眺めつつ…。
https://www.youtube.com/watch?v=EGfY6oQYqg0