7日は朝、カヌー17艇で瀬嵩の浜を出発した。前日、2隻のクレーン付き台船にコンクリートブロックが積み込まれ、投下の準備がなされたことに踏まえ、この日は投下場所を見定めながら抗議活動を行った。
1隻目のクレーン付き台船の投下はフロートから遠い場所で行われ、午前・午後で計3個のコンクリートブロックが大浦湾に投下された。距離がありすぎて監視活動しか行えなかったが、2隻目のクレーン付き台船は長島の近くに移動したので、抗議船に曳航してもらって後を追い、午前・午後の2回フロートを越えて抗議した。
https://www.youtube.com/watch?v=p43cn80SrFs
網を巻き付けたフロートを越えるのは初めてだったので、半分くらいのメンバーしかフロートを越えられなかった。間が開いてバラバラに入ると海保のゴムボートに簡単に拘束される。これまで何度もフロートのハードルが高くなってきたが、何度も挑戦して克服していくしかない。
フロートを越えてすぐに拘束されても、抗議行動を展開している間は海保のゴムボートが走り回り、周辺が騒然としているので作業は中断せざるを得ない。1個目のブロックを投入したあと、クレーン付き台船や作業和船の作業員は様子を見ていたが、そのまま昼食休憩に入った。拘束されたメンバーは午前は汀間漁港沖、午後は瀬嵩の浜に海保のGBで運ばれ解放された。
メディアは埋め立て工事に向けて本格的な作業が始まったと報道しているが、行われているのは汚濁防止膜の設置に向けたコンクリートブロックの投入である。この日は2隻のクレーン付き台船で計5個が投入された。それも大きな問題ではあるが、まだ準備段階であり、埋め立てが始まったかのような誤解を与え、県民のあきらめを誘うような報道には注意しないといけない。
抗議・阻止行動のやり方は多様だ。それぞれが自分の生活している場所で、できる方法をやり尽くすしかない。しかし、海上やゲート前で多くの市民が直接的な行動をしなければ、工事はどんどん進んでいく。何よりも地域で暮らすウチナンチューが立ち上がらなければ工事は止まらない。
ヤマトゥぬ政府んかいうしぇーらってぃやないびらんどー。ちゅーたるがきさんぐとぅ、どぅーなからさんねーならんしが。