2月に入った。1日は朝、カヌー10艇で松田ぬ浜を出発した。前日、中断した辺野古岬の単管柵と網の設置を警戒し、一つの班は同岬の近くで監視にあたった。もう一つの班は長島の南側で待機し、辺野古岬や大浦湾などの作業に臨機応変に対応できる体制をとった。
連日、ゲート前では早朝から作業員の車両に抗議行動を行っている。この日は水曜日の大行動日で参加者が200名を越したとの連絡があった。その成果だろう。作業員が姿を見せたのは午前9時半を過ぎてからで、作業開始が大幅に遅れた。
午前中、辺野古岬や長島近くに作業和船は来なかった。抗議船の連絡によれば、作業和船は弾薬庫下や瀬嵩側、汀間側などフロートの全体を回りながらロープの修理などを行っていたようだ。米軍のレジャービーチでは前日に続き、浜に並べた小玉のフロートに俵型のフロートを取り付ける作業が行われていた。
辺野古岬と長島の間に張られたフロートの様子。これを各自が工夫を凝らしてカヌーで越えていかねばならない。網やロープを張られたら、逆にそれを利用して越えて行くような発想が必要、と口で言うのは簡単だが、皆さん頑張りましょう。
午後はカヌーチーム全艇で辺野古岬の作業を監視した。前日の抗議行動が効いたのか、この日はカヌーチームや抗議船がいる間に作業の動きはなかった。作業中断に追い込まれたことをふまえ、対応策を検討していたのだろう。時折小雨が降るなか、午後4時まで監視活動を続けて松田ぬ浜に戻った。