16日は朝、カヌー11艇で松田ぬ浜を出発した。長島近くのフロート沿いでしばらく様子を見たあと、浮桟橋まで漕いだ。作業和船9隻はすべて陸揚げされていて、この日は月曜にもかかわらず作業はなかった。前日、日曜日に作業をしているので代休を取ったようだ。14日(土)の海上抗議行動が効いてプレッシャーになったのか。
そのあと米軍のレジャービーチに並べられたオイルフェンスと新型フロートの様子を見に行った。フロートは3つの塊に分けられていて、3回運ぶ分のフロートが並べられているようだ。明日は朝からこれらを引き出して沖合に設置する作業が行われるだろう。
作業が休みなので抗議船に乗って沖合に設置された新型フロートを見に行った。
カヌーに乗って、すぐ近くでどういう物か確かめた。実際に触れてみると、いろいろと分かることが多いし、対策を立てることもできる。沖縄防衛局が海上作業を休んでくれたおかげで、いい観察の機会となった。
それにしてもだ。フロートはもともとこういう金属棒やロープを装着することを想定しないで作られているはずだ。これで強度や安全性は保たれているのか。そもそもフロートにこういう危険な器具を付けることは許されているのか。海が荒れてフロートが切れた時、周辺を航海する船にも危険な事態が生じるだろう。事故がおこったら沖縄防衛局は責任を取るのか。
高江で平和運動センター議長の山城博治さんが、鉄線を切ったことにより器物損壊で逮捕された。刑事特別法はそれだけでは発動させにくいらしく(米軍基地の存在が焦点化するので)、このフロートも器物損壊をでっちあげて逮捕する狙いがあるのだろう。
しかし、陸と違って海は波風で荒れれば、放っておいてもちゃちな器具は壊れる。海をなめているのか。こういう悪質な器具をフロートに取り付け、事故を起こすことを狙っているとしか思えない沖縄防衛局はどこまで愚劣なのか。