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Channel: 海鳴りの島から
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フロート再設置に対して抗議行動。

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 6日は朝から雨が降り、午前11時頃までは船(平和丸)や陸から作業の動きを監視しつつ、ゲート前の行動に参加したり、テント2で待機して雨が上がるのを待った。雨脚が収まると平和丸から、作業船がフロートを引き出すための準備をしている、という連絡があり、カヌー8艇が松田ぬ浜を出発した。

 途中でぶるーの船に曳航してもらい、浮桟橋の沖で船から離れると、海保や作業船の動きを見ながらフロートを並べた浜の方に移動した。フロートは波打ち際まで引き出されており、海保のゴムボート(GB)が警戒態勢をとるなか、作業和船がフロートの端をロープで結び、曳航する準備を始めた。

 カヌーと抗議船で浜に向かって横に広がり、作業和船が沖に出ようとしたらすぐに抗議できるように態勢を整えた。いつでもフロートを引き出せる準備はできていたが、カヌーや抗議船の阻止ラインを見て作業和船を出せなかった。すでに12時を回っていたので、作業員たちは午前中のフロート設置をあきらめ、ロープを外して昼休みに入った。

https://www.youtube.com/watch?v=4GB5XoNAqvs&feature=youtu.be

 午後1時45分頃、午後の作業が再開された。作業和船3隻が浜のフロートの前に集まり、1隻がフロートをつなげて運び始めた。すぐにカヌーや抗議船が作業船和船の方に向かい、海保のゴムボートと入り乱れて騒然とした状況となった。

 3隻のカヌーが作業和船のそばまで行き、船にしがみついたり曳航するロープをつかんで動きを止めたが、海保に海に落とされ、引き離されて拘束された。作業和船が動いた後も抗議船が阻止行動を続け、平和丸は乗り込んできた海保に鍵を壊されて停船させられた。

 カヌーメンバーは全員が海保に拘束されて松田ぬ浜に運ばれた。この日も海に落とされてずぶ濡れになったが、例年に比べて暖かいのでまだいい。これから冷え込む日もあるだろうが、当面、3月末まで海上での調査や工事を少しでも遅らせるためには「寒い」などと言っていられない。

 沖縄県民がどれだけ反対しようと米軍はMV22オスプレイの空中給油訓練を再開し、情報公開まで拒む。沖縄の民意など歯牙にもかけない。米軍が好き勝手に使えるように日本政府は後押しするだけだ。それに対して怒りを持つなら行動で示さなければならない。愚痴や泣き言をいくら並べても現実は変わらない。

 国のやることには勝てない…、とすぐにあきらめ、どうせ負けるなら取るものを取った方がいい、と国がばらまくアメ(金や振興策)に手を出し、それでしたたかに交渉した気になって、弱い自分をごまかす。そんなことをくり返していたら、あとの世代にまで米軍と自衛隊基地の負担・犠牲を負わせることになる。もっと海上行動に沖縄人が参加してほしい。


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