18日は用事があったのでカヌーに乗るのは休み、陸上から大浦湾の様子を見てカヌーに連絡した。今にも雨が降り出しそうな天気だったが、カヌー10艇が松田ぬ浜を出発し、長崎(辺野古岬)付近で抗議船と合流して監視・抗議活動を行った。
今朝の段階で大浦湾に残っているフロートは、長島と長崎の間に張られた三重のフロートと、瀬嵩側から辺野古弾薬庫下に張られたフロートだった。18日は午前中、瀬嵩側のフロートを潜水士がアンカーから外し、タグボートで米軍のビーチ近くまで運んだあと、作業和船が分割して陸揚げする作業が行われていた。
陸から見える範囲では、フロートの「撤去」作業は今週中で終わるかもしれない。しかし、何度も書いているように「撤去」といっても、キャンプ・シュワーブ内に保管し、いつでも再設置できるようにしている。目に見えない海底には最大45トンのコンクリート・ブロックも沈められたままであり、これも引き上げて片づけなければ、「撤去」とは名ばかりの見せかけにすぎない。
県議会議員選挙や参議院選挙を前にして、見かけだけは「撤去」してフロートやオイルフェンスを見えない芭蕉に移動しているが、いつでも再設置できる体制にある。そのことを警戒しつつ、コンクリートブロックの撤去と臨時制限水域の撤廃を引き続き政府・沖縄防衛局に強く求めていきたい。