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Channel: 海鳴りの島から

7月11日の辺野古側埋め立て工区と大浦湾の様子

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 11日(金)は午前11時44分頃、辺野古弾薬庫そばの歩道から大浦湾の様子を見た。

 ガット船・聖嶺がランプウェイ台船に土砂を積み替えているところで、積み替えを終えたガット船・寿鷲丸が大浦湾から出るため航路に向かっていた。

 キャンプ・シュワブの陸地に近い海域で、バックホウ浚渫船が海底の浚渫を行っていた。

 軟弱地盤の海底に砂を撒くトレミー船は、横付けされた台船の砂に緑のカバーが掛けられ、作業を行っていなかった。

 青い船体のガット船は、航路に向かう寿鷲丸。手前の海域では汚濁防止膜の張替え作業を行っていた。

 ゲート前での抗議行動を終えたあと、午後1時34分頃に豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 大浦湾の埋め立てに使用される土砂が2カ所に下ろされ、仮置きされていた。

 複数の区域に分けられて土砂が積まれているので、場所によってはトラックの姿が隠れるほどの高低差がある。

 午後2時頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 A護岸の建設現場では、鋼管矢板の溶接作業が行われていた。

 作業員と比べると、鋼管の大きさが分かる。

 浜の奥の赤白のパラソルは、作業員たちの休憩所のようだ。

 K9護岸の向かって右側にあるクバマ(小浜)の半分近くまで根固め用袋材が置かれていた。

 K9護岸に向かって、仮設道路の建設工事が今日も行われていた。

 11日は朝、第65天神丸が石材を積んで大浦湾に入っており、海上ヤードの建設位置に停泊しているランプウェイ台船に積み替えたあと、石材を海に投入する作業が行われていた。

 C護岸建設に使用するケーソンを仮置きする場所を作っているのだが、広範囲にわたって石材が投下され、海底は無残な状態となっているだろう。

 手前のスパッドが1本立っているランプウェイ台船は明神3号で、積み替えを終えた土砂にカバーをかけて待機していた。

 その向こうにはトレミー船があり、台船に載った砂には緑のカバーが掛けられ、投入作業は午後も行われていなかった。

 大浦湾からサンドコンパクション船が出て行き始めたのが6月10日頃だ。

 砂杭の打設が1か月以上も中断しており、トレミー船も作業を急ぐ必要がないのだろう。

 軟弱地盤の改良工事はさらに遅れていく。

 トレミー船の奥のK8護岸上にはダンプトラックが並んでいて、接岸したランプウェイ台船から仮置き用土砂の陸揚げを始めようとしていた。

 N1護岸の近くにも船着き場が造られていて、土砂を満載したランプウェイ台船が接岸していた。

 土砂の上にはバックホウが乗っているので、この場所からも土砂の陸揚げが行われているようだ。

 つながったN8護岸では、被覆ブロックの設置が行われていた。

 2000円の古古古米を買うために庶民が行列をつくる一方で、莫大な予算を浪費して米軍のために新たな基地を造っている。

 こんな馬鹿げたことを続けてきたのだから、自公政権化で人々の暮らしが窮迫し、少子化が加速したのは当たり前のことだ。

 こういう政治を作ってきた責任は当然、政治家だけでなく有権者にもある。

 軟弱地盤の改良工事もまともに行えない状況で、これ以上予算を浪費するのは愚の骨頂だ。

 自公政権を倒して、まずは工事を中断させる政治状況をつくり出したい。

 


7月11日の美謝川切り替え工事と辺野古弾薬庫工事の様子

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 上の一連の写真は、美謝川切り替え工事現場の様子を辺野古ダム側から辺野古弾薬庫側に移動しながら撮ったものだ。

 辺野古ダム側は森が切り崩されて通路が拓かれ、重機が移動するための鉄板が敷かれている。

 出入口のフェンスの中には10台のダンプトラックが入っていて、1日に3回、新工事用ゲートから資材を搬入する際に、美謝川切り替え工事で出た土砂を運び込んでいる。

 現在も周辺の森の伐採が進められていて、この日も森の奥で木を倒す音が聞こえていた。

 上の3枚は辺野古ダムの方から撮った写真で、ダムに下りる階段が作られ、岸辺近くでボーリング調査が行われていた。

 辺野古弾薬庫の商業用ゲート建設予定地は、排水施設を設置したあとに谷間が埋め立てられ、整地作業が進んでいる。

 人口の少ない沖縄島北部地域に海兵隊基地を集中すれば、中南部住民の関心が薄らぎ、沖縄の抵抗運動を分断して弱体化できる。それが日本政府の狙いである。

 今でさえ沖縄は中南部への人口集中と北部・離島地域の過疎化が進んでいる。

 それがさらに悪化すれば、人口減少と高齢化で北部・離島地域の生活基盤が崩壊しかねない。

 沖縄島北部地域(ヤンバル)に生まれ育った者にとって、辺野古新基地は基地被害や自然破壊をもたらすだけでなく、地域住民の生活基盤を破壊する問題でもある。

 新基地関連工事を請け負った一部の企業が儲かっても、それは一時的なものであり、地域社会は基地被害に苦しみ続け、衰退していく。

 この風景の向こうに見えるのは、ヤンバルの暗い将来である。傍観していてはいけない。

 

雑誌『琉球』7月号んかい、わんがロングインタビューぬ載といびーん

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 雑誌『琉球』7月号に私のロングインタビューが載っています。

 沖縄の言葉や文化、沖縄戦、基地問題などかなり長く話をさせてもらいました。

 同誌の5月号には、大江・岩波沖縄戦裁判が起こった背景について書いた評論が載っています。

 併せて読んでいただけると有難いです。

 

新工事用ゲート前で資材搬入に抗議

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 16日(水)は午前11時45分頃、辺野古弾薬庫近くの新工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 ゲート前への座り込みや工事車両の記録など、全体で28人の市民が集まり、辺野古新基地建設反対!を訴えた。

 参議院選挙も終盤に入り、外国人差別が「政策」の名のもとに街頭で叫ばれている。

 しかし、「日本人ファースト」を口にする者たちが攻撃対象としている外国人は弱い立場に置かれている人たちで、日本・沖縄で我が物顔でふるまっている米軍に対する批判は聞こえない。

 沖縄のメディアは15日に石垣市の伊野田漁港で、市に通知もしないで米軍が救難訓練を行ったことを報じている。

 沖縄県や沖縄防衛局にも米軍からの事前の連絡はなかったという。

 民間の漁港内で米軍が勝手に訓練をして事故が起こったら、誰がどう責任を取るのだろうか。

 沖縄防衛局にも連絡がなかったのだから、日本政府も知らなかったのではないか。選挙のさなかだというのに、政府・自民党もなめられたものだ。

 米軍にいいようにあしらわれ、さらに血税をはたいて新しい基地まで造ってやる。この愚かさこそ日本人まず脱すべきものだ。

 2回目の資材搬入は護岸建設や根固め袋材などに使用する石材が中心で、他に生コンのミキサー車、路盤材、砂、砂利など生コンプラントの原料、美謝川切り替え工事現場から出た赤土などが運び込まれた。

 国頭の鉱山からは距離があるので、仮置き用の土砂は1回目と3回目に搬入されている。

 紫外線対策で長袖を着て、日傘を用意している人も多かった。

 炎天下での抗議行動は水も欠かせない。熱中症対策をして頑張りましょう。

 

大浦湾から作業船が次々と出ていった。ぬーやるばーが?

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 16日(月)は新工事用ゲートの抗議行動に参加する前、午前11時42分頃に辺野古弾薬庫側の歩道から大浦湾の様子を見た。

 いつもはキャンプ・シュワブの陸近くで作業をしているバックホウ浚渫船の姿がなく、周りを囲っている汚濁防止膜も撤去されていた。

 軟弱地盤の海底に砂を撒くトレミー船もサルベージ船が周りを動いてアンカーを上げ、移動の準備をしていた。

 K8護岸にはランプウェイ台船が2隻接岸していて、護岸上にはダンプトラックが並び、1隻から土砂を陸揚げしていた。

 上の写真でK8護岸の向こうに見えるランプウェイ台船は、土砂の陸揚げを役目にしている明神3号で、大浦湾を出て沖を移動していた。

 午後1時29分頃、豊原の高台から大浦湾の様子を見た。

 大浦湾の埋め立てに使用する土砂の仮置き作業が続いていた。

 午後2時28分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 A護岸の鋼管矢板の打ち込み作業を行うスパッド台船が湾内を移動していて、午後2時49分頃に航路を抜け、大浦湾から沖に出ていった。

 長島近くに停泊していたバージ船もタグボートに曳航されて大浦湾を出ていった。

 さらにトレミー船も後に続き、埋め立てに向けて工事を行っていた作業船が、次々と大浦湾から出ていった。

 いつもは石材を投下している海上ヤードのランプウェイ台船は、午前中で大浦湾を出ており、汚濁防止用の囲いも撤去されていた。

 K8護岸も土砂の陸揚げを終えて、ランプウェイ台船は大浦湾を出ていた。

 フィリピン付近の熱帯低気圧が明日にも台風になるとの予報が出ているが、進路は南シナ海方向で沖縄島への影響はなさそうだ。

 今すぐ台風対策をする必要はないはずだが、選挙対策なのか、それ以外の理由があるのか。

 6月10日頃に大浦湾から出ていったサンドコンパクション船が一か月以上も大浦湾に戻れず、軟弱地盤改良工事の再開のめどが立たない中で、他の工事も進められなくなったのか。

 いずれにしろ、工事が中断して進まないのはいいことだ。ゆーしったいやさ。

 ただ、陸側の工事は進められている。

 工事用仮設道路の建設によって砂浜が無残な状態となっている。

 この付近の海域は海草が茂り、ジュゴンの餌場となっていたのに、鉄の柱が打ち込まれ、潮の流れも変わっているだろう。

 10年前はこの砂浜の前でもカヌーで抗議行動を行っていた。いまは近寄れず、ここまで破壊が進んだことが無念だ。

 N9護岸の被覆ブロック設置が終わっていた。内側への土砂投入がいつ行われるか。その前に工事を中断に追い込みたい。

 米軍のために私たちの税金を浪費して、これ以上工事を進めさせてはいけない。

 ゲート前でも海でも参議院選挙でも、辺野古新基地建設反対!の意思を示しましょう。

 

イソヒヨドリとシロガシラ

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 家の庭には日に何度かウミピヨシ(イソヒヨドリ)がやってきて、ヒレサンショウについているアゲハチョウの青虫を食べている。姿も鳴き声もきれいな鳥だ。

 シロガシラは台湾から持ち込まれ、沖縄島の南部で繁殖していたが、今では北部でもふつうに見られる。

 こちらも姿、鳴き声ともにきれいな鳥で、庭の芙蓉の木にとまって虫を見つけていた。

 パソコンや本に向かっている合間に、庭に来た小鳥を眺めて楽しんでいる。

 

7月18日の羽地内海の様子/日本軍も米軍も住民にとっては恐怖の対象だった

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 台風6号が発生している。進路は南シナ海方向で沖縄島には接近しないとの予報だが、波は4~5メートルになるとのことで、辺野古新基地建設を請け負っている作業船が羽地内海に避難している。

 上の3枚は土砂を運ぶガット船や陸揚げするランプウェイ台船など。

 写真は上から軟弱地盤の海底に砂を撒くトレミー船、クレーン付きスパッド台船、サンドコンパクション船に砂を運ぶ台船、K8護岸の船着き場に使われているスパッド台船。

 80年前、私の母親は11歳で屋我地島に住んでいた。

 海峡をはさんだ向かいの運天港には日本海軍の基地があり、羽地内海には軍艦が停泊していたので、屋我地島も米軍の空襲を受けている。

 敗残兵となった海軍部隊は、羽地内海に面した嵐山に潜んでいて、食料強奪や住民虐殺をくり返していた。

 母親の家にも日本兵が来て、夕食の芋を奪っていったという。

 運天港から泳いできた数名の米兵が、パンツ一丁で集落内をうろつき、今帰仁から避難していた女性を森に連れ去っていくのも目撃している。女性は翌朝帰ってきたという。

 日本軍も米軍も住民にとっては恐怖の対象だったのだ。

 

 

参議院選挙の勝利に力を得ながら、辺野古新工事用ゲート前で資材搬入に抗議

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 3連休明けの22日(火)は、午後3時前に辺野古弾薬庫近くの新工事用ゲート前に行き、この日3回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。

 20日に行われた参議院選挙で自民党・公明党の政権与党は、大幅に議席を減らして過半数を割り、敗北した。

 沖縄選挙区では、辺野古新基地建設反対!を打ち出した高良沙哉さんが勝利した。

 そのことに力を得ながら、市民18人がゲート前に集まり、座り込みやプラカードを掲げて、今日も抗議行動を取り組んだ。

 1回目と3回目の資材搬入では、荷台を緑のカバーで覆ったダンプトラックが、国頭の鉱山から埋め立て用土砂を運んでくる。

 加えて、護岸建設や根固め袋材に使用される砕石、美謝川切り替え工事現場から出る赤土、生コンプラント用の砂、砂利、路盤材などが、間をおいてダラダラと入っていった。

 自公政権が崩壊し、政局が流動化するなかで、辺野古新基地建設や自衛隊強化など、沖縄の軍事要塞化に抗する運動をどう作っていくか。

 政治が不安定化し、混乱すれば、勇ましい言葉が飛び交って、現実離れした軍事強化が進められる危険性もある。

 沖縄に米軍基地や自衛隊基地の負担と犠牲を押しつけるのは当たり前。日本人にはびこる差別と傲慢さをはね返すのは、沖縄人自身の怒りの表出と行動以外にない。

 あきらめて沈黙し、うなだれていれば、日本人にいいように扱われ、次の犠牲者が出るだけだ、

 午後4時53分頃、瀬嵩の森から大浦湾の様子を見た。

 台風対策で作業船は羽地内海などに避難しており、大浦湾は広々としている。フロートやオイルフェンスは目障りだが。

 午後6時54分頃の羽地内海の様子。

 ガット船やランプウェイ台船など、辺野古新基地建設に携わる作業船が避難を続けていた。

 


台風7号が発生/作業船の避難が続き、工事はさらに遅れていく

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 写真は午後7時15分頃の羽地内海の様子だ。

 台風7号が発生し、明日から明後日にかけて沖縄島に接近する予報が出ている。

 大浦湾から避難してきた作業船は、さらに避難を続けることになる。

 今週はもう大浦湾に戻ることは不可能であり、さらに工事は遅れていく。

 トランプ政権は日本に大幅な防衛予算の増額を求めている。

 米国製の武器を売りつけ、軍需産業を儲けさせるのが狙いだ。

 「台湾有事」を煽り立て、日本の軍需産業もまた、トランプ政権の要求に乗っかって金儲けをたくらむ。

 物価高で庶民がどれだけ苦しもうと意に介さず、防衛予算確保のための増税論議が出てくるだろう。

 「日本人ファースト」と寝ぼけたことを言っている連中を鼻で笑いながら、米軍ファーストがまかり通っている。

 台風避難中も私たちが納めた税金が浪費されているのだ。

 

 

夏の庭

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 夏の庭は芙蓉やサルスベリなどが咲いていて、気持ちを安らげてくれるので有り難い。

 写真はしばらく前に撮ったもので、今日の沖縄は台風の影響で天気が崩れていた。

 ジャングリアがオープンするということで、朝から何度もニュースで取り上げられていた。

 夕方には花火の音が響いていたが、これから実際にどれだけの人が来て、地域の生活にどう影響を与え、地域社会はどう変わっていくのか。

 交通渋滞のことが言われてきたが、それを含めて日々の生活のなかで変化を体験することになる。

 

 

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