24日は朝から小雨模様で、午後からは雨が強まるとの予報だったのと、抗議船の都合もあって午前中の行動となった。
松田ぬ浜をカヌー8艇で出発し、長崎(辺野古崎)の岩場まで来ると、白いヘルメットをかぶった作業員6名ほどが浜に出ていた。カヌーが近づくとアダンの茂みの向こう側に去っていき、何の作業をしていたのかははっきりしない。
長崎近くの工事現場では、見える範囲でクレーン2台とバックホー1台が動いているのが確認できた。遠めなのとしばらくして大浦湾に移動したので、作業内容は確認できなかった。
スパッド台船と緑のクレーン付き台船にはそれぞれ作業員が確認でき、海底ボーリング調査を進めていた。フロートやオイルフェンス沿いで抗議したあと、小雨が降ると同時に霧も出始めたので、午前10時半過ぎに辺野古側に移動し、長島の近くからフロート内に入った。
海保のゴムボートがフロートの切れ目近くを押さえていたので、ほとんどのカヌーが長島の岩場付近で拘束された。いろいろと制約があって取れる行動が限られているので、海保に動きを読まれて十分な抗議ができなかったのは残念だが、実践的に打開するしかない。
沖縄に米軍基地を押し付けて恥ずかしくないのか、と若いナイチャー海保に問うたら、恥ずかしくない、これが自分たちの仕事だ、とうそぶいていた。海でもゴムボートに上がってからも揉めたが、沖縄がどのような歴史を歩み、米軍の犯罪、演習事故でどれだけ苦しんできたのかを知らないのだろう。
ネット右翼レベルの知識と認識で沖縄で働いているなら、海保として情けない限りだ。年末年始、酒を飲んでテレビばかり見ていないで、海保の保安官たちは沖縄の歴史を扱ったまともな本を読んでほしい。上からの命令に従うだけのロボットでないなら、沖縄の歴史を知って自分なりに考えてほしい。