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Channel: 海鳴りの島から
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新型フロート(?)の設置作業

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 12月に入った。1日は朝、カヌー16艇で松田ぬ浜を出発した。米軍の水陸両用車2台が砂浜を走り回り、排気ガスをまき散らしていた。この日は北からの向かい風が強く、辺野古崎付近の岩場は波も乱れて漕ぎにくかったが、長島の南側まで来てフロート沿いに待機した。

 長島近くのスパッド台船2基の上に作業員の姿が見えた。大浦湾側のスパッド台船はまだ掘削棒が海に入っているが、前日に続き海は荒れており、この日の調査はあきらめたのか午前10時15分頃、台船から作業員が下りて船で移動していった。

 そのあと午前11時15分頃まで長島の南側でカヌーは待機し、作業の様子を監視した。抗議船や別の場所で監視活動を行っているメンバーから、棒のついたフロートを米軍のビーチから引き出しているという連絡があった。長島周辺での作業はやる動きがなかったのと、波風が強まってきたので午前中で海上行動を終えた。

 波が収まりしだい調査を終えたスパッド台船の移動や残りのボーリング調査が行われるだろう。一方でコンクリートブロックを積んだ台船の動きや陸上での作業の進行も警戒し、監視しなければならない。陸上を含めて作業現場の動きを観察できるのは、海上からが一番近いので監視活動も大切な役割である。カヌーや抗議船は可能な限り海に出て、作業の進捗状況を監視したい。

 カヌーの片づけや昼食を終えて、午後2時頃から第3ゲートや大浦湾沿いの県道から作業の様子を見た。サップチームが瀬嵩の浜から抗議活動に漕ぎだしていた。コンクリートブロックなどの資材を積んだ台船のまわりを棒がついたフロートで囲む作業が午前中行われていた。午後も作業船がその続きを行っていた。

 海上行動後のミーティングで、棒にネットを張ってカヌーが進入するのを阻むつもりか、という推測も出たが、実際の動きを注視しておきたい。どういう障害物が作られても、カヌーチームは工夫を凝らしてそれを越えていくだけである。

 辺野古弾薬庫下の砂浜では先週から引き続きバックホーなどが出て工事を行っている。仮設道路設置に向けての工事にも見え、抗議船などで連日、監視活動を行っている。

 今年5月の台風で打ち上げられたフロートがほったらかしになっている岩場では、測量が行われていた。この日は辺野古崎でも測量が行われており、前日は辺野古側の海岸でも行われている。埋め立て予定地の海岸で広く測量が行われており、仮設道路建設との関係でも注意しておく必要がある。

 海でも陸でも日本政府・沖縄防衛局はこれ見よがしに作業を進めている。明日水曜日はゲート前大行動が行われる。横暴な政府に対し、ぜひ行動で抗議の意思を示しましょう。

 


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