19日は土曜日でカヌー25艇が松田ぬ浜を出発した。5班体制で、1・2班が先行して午前7時半に浜を出ると辺野古崎をめざした。辺野古崎の岩場付近にネットが張られるのを阻止するためで、1・2班は午前中、辺野古崎の岩場で浜に用意された単管の枠や俵型フロートが設置されるのを警戒して待機した。ほかの班も遅れて岩場に入ってから長島付近に移動し、フロートのそばで監視活動を行った。
途中、キャンプ・シュワーブの解体工事現場を確認した。17日(木)にバックホーなどが基地内に入ったとのことだが、この日は作業をしているのは確認できなかった。海の方でも作業は行われず、藻場の調査をする船が出ているくらいで、作業船や陸上での作業員は姿を見せなかった。
辺野古崎と長島の間のフロートが17日(木)に二重・三重化されてしまい、フロートの設置はおおかた終わっている。この連休中にも羽地内海からクレーン付台船が移動してくる可能性が高い。連休中もカヌーの活動は通常通りに行われる予定なので、ふだん来られない皆さんはぜひ参加してほしい。
途中から1・2班と3・4班で交代で休憩をとり、1・2班は平島で昼食をとった。読谷村のみなさんが作ってくれた手作りの弁当で、デザートに冷やしぜんざいまでついていた。白く輝く平島の砂と波、辺野古ブルーの海を眺めながら食べる弁当は最高でした。いっぺーくゎっちーさびたん、にふぇーでーびる。
午後も辺野古崎の岩場でネット設置の監視行動にあたったが、海保のゴムボートがすべて引き上げ、作業の動きもなかったうえに風が強くなってきたので、午後2時に行動を終えて松田ぬ浜に戻った。
未明に戦争法案が成立した。午前2時過ぎまでテレビで国会中継を見ていたので睡眠不足だったが、怒りが勝って気持ちが張っていた。米軍が日本を守ってくれてるから、自衛隊も米軍を守るべきだ、という意見をテレビで何度も見た。このお人よしぶりは12歳の精神水準のままということだろう。
辺野古の海・大浦湾を破壊して米軍のために新しい基地を作って進呈する。どこまでも米国に媚びなければ生きていけない精神構造の情けなさよ。新基地だけでなく若者たちの命まで差し出そうとしている。戦争法案を成立させ、安倍政権はこれから辺野古新基地建設に力を注ぐだろう。沖縄から反撃の力を作り出しましょう!