16日午後6時半から名護市民会館で「島ぐるみ会議 やんばる大集合」が開かれたので参加してきた。やんばる(沖縄島北部地域)から集まった人で大ホールは2階席まで埋まり、立ち見が出るほどの盛況だった。主催者発表で1200人が参加したとのこと。〈辺野古新基地建設断念、高江もストップさせる!〉を掲げ、翁長知事の埋め立て承認取り消しが発表された直後のタイムリーな集会だった。
第1部の「承認取り消し」学習会は桜井国俊氏(沖縄大学名誉教授・環境学)と三宅俊司氏(弁護士)の講演が行われた。第2部では、稲嶺進名護市長や玉城義和県議(島ぐるみ会議事務局長)らのあいさつ、北部各市町村の「島ぐるみ会議」代表の「決意のリレーあいさつ」が行われた。とりわけ各「島ぐるみ会議」代表の個性様々な話が面白くで、ホールは笑いに包まれていた。
辺野古埋め立て承認を取り消した翁長知事を支えようという呼びかけと同時に、安保法制を強硬に進める安倍首相への批判が相次いだ。高江からも代表があいさつに立ち、ヘリパッド建設阻止を訴えた。大事なのは現場の抗議行動を盛り上げることだ、キャンプ・シュワーブのゲート前、高江に行こう、という呼びかけも多かった。これだけの人が家族や知人に声をかけて現場に足を運べば、間違いなく工事は阻止できる。
現在、政府・防衛省がやろうとしているのは、やんばるに米軍基地(自衛隊も共同使用する)を集中させ、沖縄を南北に分断し、基地反対の声を小さくしたうえで押し潰そうという策動だ。それを許せばやんばるは軍事要塞と化して事件・事故が集中する。20年前にやんばるの地で何があったかを忘れてはならない。辺野古新基地や高江のヘリパッド建設を阻止できるか否かに、やんばるの将来がかかっている。
やんばるんちゅよ、立ち上がりましょう!どぅなーた―しまや、どぅなーたーじまむらんねーないびらんど。