14日は松田ぬ浜から15艇のカヌーが辺野古崎を目指して出発した。ほかに6艇のカヌーが浜の近くで初心者練習を行った。辺野古崎に行くと、前日の日曜日に長島との間に設置したフロートを、潜水士2人がロープで結束しようとしているところだった。すぐに抗議行動に入り、作業を止めるよう近くに行って声を上げた。そのため、作業員たちは2か所を縛っただけで引き揚げていった。
この日、午前10時から翁長雄志知事による記者会見が行われ、辺野古新基地建設に向けた埋め立て承認の取り消しが表明された。それを受けてカヌーチーム全員と船団で一斉にフロートを越え、設置作業をしている海上保安等の浮き桟橋を目指して進んだ。
途中にもフロートが設置されており、そこまで来ると海保のゴムボート(GB)が拘束を開始した。翁長知事の取り消し表明は昨年11月の県知事選挙で、埋め立てを承認した仲井真知事に約10万票の大差をつけて当選したことに示される県民意思に支えられている。海保の拘束は、そういう沖縄県民の意思を踏みにじろうという安倍政権の指示によるものだ。
カヌーチームも船団もこれまで臨時制限水域の設定とフロートの設置自体が不当であることを訴え、フロートを越えてスパッド台船を目指し、抗議行動を行ってきた。翁長知事の埋め立て承認取り消し表明によって、その不当性はいっそう明らかとなった。日本本土の平和と安全のために沖縄に米軍基地を押し付け、負担と犠牲を強要する。その差別構造を拒否する意思も込めて、私もカヌーでフロートを越えた。
相も変らぬ海保の弾圧を見てわかるように、安倍政権はあくまで辺野古新基地建設を強行する構えだ。沖縄人よ、起ち上がりましょう。沖縄がこれから先どうなるか、今その大きな節目にある。なまさんねーいちすーが!